愛されるには理由がある。アップデートし続ける定番シューズ6選
ランニングシューズの機能面は年々向上し、足へのフィット感はもちろん、デザインもアップデートされている。ブランドの看板を背負った定番モデルはランニングシューズに必要な機能をハイレベルでバランスよく備え、多くのランナーから愛されている存在。安心を求めるなら定番で間違いなし!
取材・文/神津文人 撮影/安田光優
初出『Tarzan』No.874・2024年2月22日発売
目次
① adidas《ADIZERO SL》
多くのランナーに支持される最高のデイリートレーナー
ザ・ベスト・オブ・デイリートレーナーを謳うだけあり、クッション、反発、安定、軽さ、フィット感といったランナーが求める機能がいずれもハイレベル。ミッドソール前足部には、トップレーシングモデルにも使われているLIGHTSTRIKE PRO(ライトストライク プロ)を採用。メンズはワイドサイズも展開。
② ASICS《GEL-KAYANO 30》
最先端のテクノロジーを採用。進化を続けるロングセラー
長時間走行してもスムーズな足運びができるサポート性や、足元のぐらつきを抑える安定性をハイレベルで備え、多くのランナーをフルマラソン完走へと導いてきた《ゲルカヤノ》。最新作では安定性と快適性の両立を目指し、4Dガイダンスシステムと呼ばれる新機能構造を採用した。ワイドサイズも展開。
③ BROOKS《GHOST 15》
不動の人気を誇る大定番。クセのないライド感が魅力
アメリカのランニング専門店でトップシェアを誇る〈ブルックス〉。その豊富なラインナップの中でも高い人気を誇っているのが《ゴースト》だ。ミッドソールに採用された軽量でクッション性に優れた独自素材のDNALOFT v2と、セグメントされたアウトソールが連動し、接地から蹴り出しまでのスムーズな動きをサポートしてくれる。問アキレス。
④ Mizuno《WAVE RIDER 27》
ランナーを支え続ける名モデル。安心して足を任せられる
《ウエーブライダー》は、優れたクッション性と安定性を備え、フルマラソン完走を目指す多くのランナーをゴールへと導いてきた人気シリーズ。ミッドソールには柔らかさと反発性に優れたMIZUNO ENERZY(ミズノエナジー)を採用し、シリーズ史上最高の反発性と柔軟性を実現している。ワイドサイズも展開されている。
⑤ NIKE《NIKE PEGASUS 40》
アスリートもジョグで愛用。信頼できる人気モデル
あらゆるランナーのためのシューズとして、1983年に初登場。以来、ランナーからのフィードバックを受けながら40代にわたって改良を続けてきたロングセラー。反発性に優れたズーム エア ユニットを前足部と踵部に搭載。ミッドソールには反発性、耐久性、クッション性、軽量性をバランスよく備えたナイキ リアクト フォームを採用している。
⑥ SAUCONY《TRIUMPH 21》
快適性を追求したクッショニングモデル
ランニング大国アメリカでも人気が高い〈サッカニー〉。《トライアンフ 21》は、ミッドソールに軽量性と反発性に優れた独自素材・PWRRUN+(パワーラン プラス)を採用。効率の良いランニングをサポートしてくれる。360度の快適性を目指し、柔軟性と通気性に優れたフライニットアッパーが採用されている。
選ぶなら覚えておこう、この用語
ドロップ:前足部と踵部の高低差のこと。大きいほど前傾姿勢がとりやすく、踵から爪先への重心移動が容易。逆にフラットに近いほど、ナチュラルで素足感覚。オフセットともいわれる。
ワイズ:親指と小指の付け根を結んだ部分の足幅および足囲によって決まる。D、E、2E(細→太)と表記される。ワイズが複数用意されるシューズも。
サイズ:基本的には足の長さのこと。ランニングシューズの場合、実際の足長よりも爪先に少しゆとりのあるものがいい。お店での試着が推奨。