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【耳・首・手】気象病の予防&改善に!パーツ別セルフケア

【耳・首・手】気象病の予防&改善に!パーツ別セルフケア

気象病は自分でケアできる。予防はもちろん、症状が出てからでも効果はあるので、いつでも気軽な習慣に。耳・首・手の3つのパーツ別にセルフケアの方法を紹介!

教えてくれた人

佐藤純さん(さとう・じゅん)/愛知医科大学客員教授、中部大学生命健康科学研究科教授。医学博士。疼痛・環境生理学を学び、名古屋大学教授を経て愛知医大病院で日本初「気象病外来・天気痛外来」を開設。

耳の気象病セルフケア

まず実践したいのが、交感神経の過剰な働きによって悪化した内耳の血流を改善すること。

「東洋医学では、耳が硬いのはカラダが弱っているサイン。健康状態のチェックとしても、毎日の耳マッサージはお薦めです」(“気象病”の研究と臨床治療の第一人者として知られる佐藤純さん)

気象病の予防としてはもちろん、急な痛みなどに襲われた緊急時には、自律神経を整えるツボ刺激も効くという。耳温熱と併用すれば、さらなる相乗効果も期待できる。

1. 耳後ろのツボを刺激する

指先で5~6秒ほど押したり、温めたり。自律神経の乱れによる症状に効くツボは、不調を感じたときや仕事の合間にも刺激するといい。

気象病 耳後ろのツボ

① 頭竅陰(あたまきょういん):耳後ろの骨の出っ張り(乳様突起)のすぐ上にあるくぼみ。平衡感覚を正常にする。頭痛、めまい、耳鳴りなどに。

② 完骨(かんこつ):乳様突起から指の幅1本分後ろのくぼみ。首から頭への血流を促し、頭痛、めまいや難聴など耳の不調に効果あり。

③ 翳風(えいふう):耳たぶ後ろ側の付け根でくぼんだところ。全身の血流を改善し、頭痛やめまい、首・肩の凝りや眼精疲労などにも。

2. 耳温熱

飛行機の客室乗務員も実践する、シンプルに耳を温める方法。下で紹介する「くるくる耳マッサージ」もあわせて行うと、より効果的。

耳温熱

まずは好みの方法で温かいタオル、もしくはペットボトルを用意。

方法①(左):ホット専用のペットボトルに、70度くらいのお湯(水1:熱湯2の割合で混ぜ合わせる)を入れて使用する。

方法②(右):ハンドタオルを濡らして軽く絞り、耐熱性のポリ袋などに入れて電子レンジで1分間加熱する。

気象病 耳温熱

温かいタオルやペットボトルを当て、耳とその周辺を片側ずつ温める。コツは上図のツボ「完骨」を含めて当てること。首から頭の血流を促し、頭痛やめまいの改善にも。

3. くるくる耳マッサージ

即効性が期待できるうえ、耳がポカポカ温まってその効果が持続。強すぎる負荷は逆効果なので、気持ちよく感じる程度の力で行おう。

気象病 くるくる耳マッサージ

両手で耳の上側を軽くつまみ、5秒間、ゆっくり上に引っ張る。強く引きすぎず、気持ちよく感じる程度の力加減で。

気象病 くるくる耳マッサージ

耳の真ん中あたりを両手で軽くつまみ、外側に伸ばすように、ゆっくり引っ張る。ここでも5秒間キープ。

気象病 くるくる耳マッサージ

続いて耳の下側を軽くつまみ、耳を下へ伸ばすような感覚でゆっくりと5秒間かけて下に引っ張る。

気象病 くるくる耳マッサージ

耳の真ん中の部分を軽くつまんで外側に引っ張ったら、前から後ろへアーチを描くように5回、ゆっくり回していく。

気象病 くるくる耳マッサージ

耳の後ろを指でたたむように折り曲げ、5秒間キープ。ここでも力を入れすぎず、やさしく包み込むように。

気象病 くるくる耳マッサージ

手のひらで耳を覆い、前から後ろへ5回、円を描くようにゆっくり耳を回す。ここまでを1日3回は行いたい。

首の気象病セルフケア

「気象病の人の多くは、姿勢の悪化で首・肩まわりも深刻な血流不足に陥っている状態です」

そこで佐藤さんが考案したのが、タオルによる首の簡単ストレッチ

「特に頸椎の1~3番は詰まりやすく、凝りや痛みの原因に。続けることで、気象病の慢性症状が改善したケースも多数あります」

首タオル体操

凝りや痛みのほか、ストレートネックの人にもお薦め。首全体を気持ちよくほぐし、可動域が広くなることで重だるさも改善できる。

気象病 首タオル体操

フェイスタオルを首にかけ、首後ろの真ん中にタオルが当たるようにして両端を手で持つ。

気象病 首タオル体操

タオルを手で斜め45度に引っ張り上げ、目線も自然に斜め上へ。痛く感じるほど力を入れると逆効果になるため注意!

気象病 首タオル体操

首にアーチができて付け根が伸びるのをしっかり意識する。タオルに首をあずけて全身の力を抜き、10秒間ゆっくり呼吸。

気象病 首タオル体操

同じポジションから、顎を上下させて10回うなずく。ここまでを3セット繰り返して行おう。

手の気象病セルフケア

自律神経を整えて不調を改善するツボは、手にも多く存在する。

ツボ1点につき5~6秒間を、3~5回ほど押すのが目安。息を吐きながら押し、吸いながら力を抜くのも効果アップのコツです」

手首の特効ツボに対しては、米粒を“置き鍼”のように貼って継続的に刺激する方法もお薦めだ。

症状別・手のツボ押し

不調がある側の手のツボ(両方の場合は両側)で、押すとズーンと響くようなイタ気持ちよさがあるところを指先などで刺激しよう。

心穴(しんけつ):中指の手のひら側で、第1関節真ん中にあるツボ。モヤモヤした気分やイライラの解消に効果があるといわれる。

老宮(ろうきゅう):手のひらの中央あたりにある。自律神経を整え、ストレスや不安などの精神的な疲労に多く用いられるツボ。

後渓(こうけい):手を握って小指側の付け根にできるシワの端。後頸部から背中にかけての緊張をゆるめ、首・肩の凝りを緩和する。

内関(ないかん):手首内側のシワから指幅3本分で腱の間にある。自律神経を整えて平衡感覚を正すツボで、フラつきやめまい、二日酔いにも効くとされる。米粒を絆創膏などで貼って刺激してもいい。

気象病

合谷(ごうこく):人差し指と親指の付け根で、骨が合流するところにある万能ツボ。腰痛や首・肩の凝り、眼精疲労などに。

商陽(しょうよう):人差し指の爪のキワで、親指側にあるツボ。背中や肩の凝りのほか、めまいから来る吐き気などを緩和する。

少沢(しょうたく):小指の爪の外側キワにあるツボ。血流を改善し、首こり予防のほか、胸苦しさ、耳鳴りなどにもお薦め。

お詫びと訂正(2023.07.18)

上述、「症状別・手のツボ押し」について、商陽(しょうよう)合谷(ごうこく)の解説が入れ違いで掲載されておりましたので、修正いたしました。

編集・取材・文/オカモトノブコ イラストレーション/うえむらのぶこ 取材協力/佐藤純(医学博士)

初出『Tarzan』No.858・2023年6月8日発売

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