未利用魚を上手に活用。「魚のサブスク」を試してみた!

タンパク質が摂れるだけでなく、青魚に含まれる必須脂肪酸EPA・DHAは代謝を上げてくれる効果もあったりと、嬉しい効果が期待できる魚食。食生活を自力で変えるのが難しければ、魚のサブスク〈フィシュル〉を活用してみるのも手だ。

取材・文/門上奈央

初出『Tarzan』No.850・2023年2月9日発売

フィシュル 未利用魚 魚のサブスク

肉食中心になりがちな食生活にウマい魚を

魚はおいしくてヘルシーだ。でも調理が大変そう。そんな人には国産魚や未利用魚が届く〈Fishlle(フィシュル)〉がおすすめ。

未利用魚とは?

フィシュル 未利用魚 魚のサブスク

形が悪い、出荷できるほどの量を水揚げできなかった、など味とは直接的に関係ない理由で規格外と判断され、“行き場”を失った魚のこと。漁師町や魚市場で食べられる海鮮丼などに活用されることも多いという。

「2021年、魚のフードロスを減らして日本の水産業の発展につなげたいとの思いで始めたサブスクサービスです」(代表の井口剛志さん)

毎月届くのは、30種類以上のフレーバーを誇る《お魚ミールパック》。流水で解凍すれば食べられる生食用と火を通すだけでOKな加熱用があり、料理無精でも心配ご無用。

フィシュル 未利用魚 魚のサブスク

「季節ごとに獲れる魚は変わるので、旬の魚を楽しめます。水揚げ後、冷凍保存せず鮮度の高い状態で調理するのも我々のこだわり。加工前に一度冷凍すると、味わいが大きく変わってしまうんです」

また魚を自分で調理するとなると、どうしても味付けが単調になりがち。でも〈フィシュル〉は子供も喜びそうなトマトソースの“ペスカトーレ”や、酒の肴にもオツな(!)“すだち山椒マリネ”など目新しいフレーバーが揃う。

また1袋当たり1〜1.5人分なので、タンパク質が少なめな食事の“ちょい足し”にもいい。こんなハッピーな形で未利用魚を消費できるとは、これぞ三方よし!

魚食を充実させたい人はぜひ。

INFORMAITON

Fishlle(フィシュル)/30日に一度届く《お魚ミールパック》は冷凍保存可。6パックおまかせ便は2,940円。10パック・16パックの定期便も。初回受け取り後は、事前の申し込みをすれば定期便のスキップや解約も常時可能。

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