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優木まおみさんと学ぶ〝快眠学〟。「爽やかな朝、迎えていますか?」
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いつものお酒。そこに、代謝アップ食材を加えるのはどうだろうか? ひと手間で美味しく、罪悪感のないカクテルが出来上がり。とはいえ、飲み過ぎにはご注意を。
黒胡椒やチリパウダー、グレープフルーツなどは代謝アップに効果的なだけでなく、お酒との相性も抜群。混ぜたり、漬け込むだけで作れるお手軽カクテルレシピを、料理家の平野由希子さんに教えてもらった。
「どの食材も近所のスーパーで手に入るものばかり。より工程や食材数を絞った“簡易版”も紹介しているので、なかった場合は参考にしてください」
平野由希子さん
フランス料理とお酒をこよなく愛する料理家。日本ソムリエ協会認定ソムリエ。料理教室〈cuisine et vin〉を運営し、ワインバー〈8huit.〉のオーナーとしても活動。
目次
生姜だけでなく、スダチの皮に含まれるポリフェノールや実山椒のしびれ成分にも代謝アップ効果あり。ジュニパーベリーがなければ、市販のジンにそのまま材料を漬け込んでもOKだ。
「生の実山椒は旬が短いので、通年で手に入る乾燥のものでも代用可能です。その場合は量を大さじ1に変更してください」。
自家製ジン…30ml、A[ジュニパーベリー…20粒、実山椒…大さじ3、皮付きの生姜スライス…3枚、スダチ…1個]、ウォッカ…750ml、炭酸水…120ml
代謝アップ食材の代名詞・生姜を使った王道カクテル。シロップは冷蔵庫で約1か月保存可能で、モスコミュールだけでなく、かき氷にかけたり、お湯割りでいただいても美味しい。砂糖はグラニュー糖や上白糖でも代用可能。
「唐辛子と黒胡椒を入れて辛味のある大人な味わいにしてみました。シナモンと八角、クローブは手に入らなければ省いても問題ないです」。
ジンジャーシロップ…大さじ2、A[生姜…200g シナモンスティック…1/2本 八角…1個 クローブ…5粒 唐辛子…1本 黒胡椒…10粒 きび砂糖、または三温糖…200g 水…200ml ]、レモン汁…大さじ2、ウォッカ…45ml 、炭酸水…40~60ml 、ライム…1/8カット
血行促進作用があるとされる香草やスパイスを使用。赤ワインは安価なものや飲み残しでもOKだ。木べらなどで軽くフルーツを潰すと短時間で風味が移る。また、果汁のプチプチ感を楽しむこともできる。
「砂糖ではなくはちみつとバナナを使うことでまろやかな甘さに。はちみつを血糖値が上がりにくいアガベシロップで代用するのもおすすめ」。
グレープフルーツ…1個、オレンジ…1個、リンゴ…1個、バナナ…1本、赤ワイン…1本、A[シナモンスティック…1本、カルダモン、クローブ…各3粒 ローズマリー…1枝、アガベシロップorはちみつ…大さじ3~]
ビールをトマトジュースで割ったレッドアイにライムや塩、スパイスを加えたのがメキシコのカクテル、ミチェラーダ。チリペッパーとタバスコのピリッとした辛さがトマトの酸味と相性抜群。冷製スープのような味わいも感じる一杯だ。
「現地では仕上げにウスターソースを加えることも。代謝アップを狙うなら、さらに黒胡椒を加えてもいいでしょう」。
チリペッパー、ライム、塩…適量 トマトジュース(無塩)…100ml ビール…100ml タバスコ…適量
定番の柑橘系やベリー系ではなく、タンパク質代謝を助けてくれるキウイを使用。グラスを美しく縁取るジンジャーパウダーにも血行促進作用が。
「塩も縁にまぶすことで、フローズンカクテルならではのひんやり感をさらに際立たせています。キウイを冷凍するのが手間だったら、コンビニやスーパーなどで売られている冷凍のダイスキウイでも大丈夫です」。
テキーラ…30ml 、ホワイトキュラソー…15ml、キウイ…1個、アガベシロップ…小さじ1 、ライム、塩、ジンジャーパウダー…適量
毛細血管を強化し血行促進効果のあるルチンや、むくみ対策に効果的なカリウムを多く含み、さらにカフェインレスなのが嬉しいルイボスティーを使用。
「好き嫌いが分かれる独特の香りがあるので、飲みやすくなるようにミントとレモンの爽やかな風味をプラスしました。今回は《キンミヤ焼酎》を使用しましたが、ウォッカでも代用できますよ」。
焼酎(アルコール25度前後)…50ml ルイボスティー…100ml レモンスライス…1枚 ミント…適量
グラスに氷、焼酎、レモン、ミントを入れ、冷やしたルイボスティーを注ぐ。
取材・文/ 山梨幸輝 撮影/五十嵐一晴
初出『Tarzan』No.839・2022年8月10日発売