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ケアで肌代謝はコントロールできる?「美容」と代謝の関係

ケアで肌代謝はコントロールできる?「美容」と代謝の関係

肌のターンオーバーや、爪や髪の毛の伸び具合は、新陳代謝をはかる一つの指標。そこで、スキンケアや、ヘアケアにまつわる代謝の雑学を知り、新陳代謝の乱れを整えよう。表面を美しく整えることは健やかな心にも繋がるはず。

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肌のターンオーバー(新陳代謝)には男女差がある?

肌のターンオーバー(新陳代謝)に男女差がある!?

ターンオーバーとは細胞が生まれ変わること。肌で言えば、見た目の美しさや健やかさを最も反映する一番外側の表皮のターンオーバーに注目したいところ。

表皮が生まれてから垢となって剝がれ落ちるまでにかかる期間は約6週間。この期間は肌荒れによって短くなったり加齢によって長くなることが知られている。

性別で見ると、男性の肌は女性の肌よりバリア機能が低く、弱い炎症が起こりやすいことが分かっている。考えられる理由は、髭剃りの習慣やスキンケアの意識が低いこと。ターンオーバー期間にも男女差がある可能性は大ありだ。

すべての部位の肌でターンオーバーは起きる

すべての部位の肌でターンオーバーは起きる

全身のほとんどすべての細胞は日々生まれ変わりを繰り返している。ただ、その新陳代謝のスピードには組織によって差がある。最も早く細胞が入れ替わるのは腸管の上皮細胞で、1〜2日で役割を果たして便から排出されていく。一方、時間をかけて入れ替わるのはで、古い骨が壊されてリニューアルされるまで約5か月を要する。

肌もすべての部分でターンオーバーが起きている。なかでも入れ替わりのスピードが速いのは。顔の肌再生期間が6週間なのに対し、こちらは3〜4日で生まれ変わる。唇は繊細にして儚い。

日焼けや傷で肌の代謝は速まるが…

日焼けや傷で肌の代謝は速まる

日焼けをしたり転んでスリ傷ができると肌は早急に新たな細胞を作ってダメージを修復しようとする。このため、ターンオーバーのスピードは速くなる。ところが、急いで修復すればダメージからの回復も早くなるからめでたしめでたし、というわけではない。

表皮の一番てっぺんには角質細胞という肌を乾燥から守る細胞の層がある。何らかのトラブルでターンオーバーが速まると、この角質細胞が未熟なまま角層が作られ、本来のバリア機能や保湿機能が不十分になってしまうのだ。かくて肌は無防備な状態に。気をつけよう。

まつ毛、体毛の代謝速度は頭髪と異なる

まつ毛、体毛の代謝速度は頭髪と異なる

毛髪の成長サイクルには細胞が活発に働いてぐんぐん毛が伸びる「成長期」と呼ばれる時期がある。この成長期は部位によって異なることが知られている。

頭髪の成長期は2〜7年なのに対し、ひげは1年脛毛は5か月腕の毛は3か月まつ毛はぐっと短くなって30〜45日。それぞれの成長速度も異なり、頭髪胸毛は1日に約0.4mm伸びるが、ひげ約0.3mm脛毛約0.2mmといわれている。

このうち、ホルモンが関係するのが頭髪の成長期。男性ホルモンが酵素の影響を受け、成長期を短くする物質に変化することもあり。

スキンケアで肌代謝はコントロールできる

スキンケアで肌代謝はコントロールできる

ターンオーバーは早すぎても遅すぎても肌によくない影響を及ぼす。加齢によってターンオーバーのスピードが鈍くなるのはある意味仕方のないことだが、日焼けや傷によるターンオーバーのスピードアップはケア次第で防ぐことができる

外出するときは日焼け止めを塗って紫外線によるダメージを防ぐ。日焼け止めは携帯し、状況に応じて塗り直すとなおよし。保湿ケアとしては朝晩2回の洗顔後、化粧水や乳液、またはオールインワンのスキンケア製品を活用することもおすすめ。カミソリ負けしている男性こそ肌の代謝のコントロールを

手の爪は足よりも速く伸びる

手の爪は足よりも速く伸びる。

爪が伸びるスピードは食事や健康状態など、さまざまな条件によって差があるが、一般的には1日で0.1mm、1か月で約3mm伸びるといわれている。根元から先端までがそっくり生まれ変わるまでにかかる期間はおよそ半年

大人より子供、足よりも手の方が速く伸びる傾向があり、また冬より夏の方が伸びやすいともいわれている。

あれ? 代謝は冬より夏の方が低いのでは? と思ったあなた。それは基礎代謝の話。髪や爪が伸びる現象は新陳代謝なので、乾燥したり血行が悪くなる冬より夏の方が伸びやすいのだ。

若い時に日焼けをしすぎると、歳を取ってからシミになる

若い時に日焼けをしすぎると、歳を取ってからシミになる

夏休みは海に山に繰り出して紫外線を浴び放題。その後、起こることには2つの段階がある。短期的にはターンオーバーが早まって、ダメージを受けた肌の修復が始まる。このとき肌本来の保護機能(バリア機能)は失われがちになるが、スキンケアで補うことは可能だ。

恐ろしいのは数年、数十年後にシミやシワが現れること。紫外線によるダメージが肌内部に蓄積し、光老化によるシミやシワが発生する。

また紫外線による弱い炎症状態が続くと、紫外線を浴びなくてもシミの元であるメラニンが作られ続けるという話。サンケアアフターケア、怠るべからず。

取材・文/石飛カノ イラストレーション/沼田光太郎 取材協力/資生堂ブランド価値開発研究所

初出『Tarzan』No.839・2022年8月10日発売

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