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COVID-19のパンデミックが宣言されたのが2年前のこと。以降、世の中は「コロナ禍」となり、人々の暮らしはがらりと変わった。2021年に内閣府が行った1万人以上を対象にした調査では、「コロナ疲れ」を感じていると答えた人の割合は72%。では、カラダに対する意識が高い『ターザン』読者のお疲れ事情は?
内閣府が実施した調査では、年代別で最も疲れを感じているのは20代。41.3%が「コロナ疲れを感じる」、33.5%が「コロナ疲れをやや感じる」という結果に。20代といえば肉体的体力的に人生のピークを迎えるお年頃、ああそれなのに大丈夫かニッポン?
ではカラダに対する意識の高い『ターザン』読者の疲れっぷりは果たしていかに。〈CLUB Tarzan〉会員1000人以上を対象としたアンケートを実施した。リアルな声に耳を傾けてみよう。
疲れの質がコロナ前とは「変わったと感じる」という人が過半数。もともと日本人は「エコノミック・アニマル」と海外から形容され、「24時間戦えますか?」と半脅しをかけられつつ栄養ドリンクをぐびぐび飲んで仕事に勤しんできた働き者。
睡眠時間の長さも世界的にワースト1位2位を争う、健康よりも仕事第一の傾向がある国民だ。でもコロナ禍に見舞われて以降、これまでとは質の違う心身の疲れを感じている人が少なからずいる。疲れの質はどう変わったのか、深掘りしていくと…。
コロナ禍で仕事や生活のリズムが変わったと感じている人は75%。リモートワークが増えたことで外出の機会が減り、「在宅時間が増えた」という人が4割強。「運動量が減った」という声も4割近くあった。
通勤というルーティンがなくなったことを「ストレスから解放された」と感じる人もいれば、「通勤が運動の一環だったと気づいた」という人もいる。時間に余裕ができたことで家トレに励む人がいる一方、自宅でひたすらグダグダする癖がついたという人もいて、運動に関しては二極化が見られるもよう。
ジムでウェイトを担いでがっつりトレーニングしていたあの頃、筋力にもスタミナにも自信があったが、今は明らかに体力が低下した。『ターザン』的トレーニーで多かったのがそんな声。筋肉とスタミナ、双方が落ちたと答えた人はともに3割。3人に1人は急激な体力の衰えを感じている。
もともとあまりトレーニングしていなかった人も、在宅時間が増えて行動範囲が狭くなったことで、筋力の衰えを自覚しているという声が多かった。そして、どちらにも共通するのが「太った」という事実。とくに腹まわり。
慣れ親しんだ生活や仕事の環境が変化することは、それがいいことであれ悪いことであれ、すべてストレスとなる。
「ホームズとレイのストレス度表」という有名なストレス指標では、結婚のストレスを50として「新しい仕事への再適応」が39、「経済状態の変化」が38とストレス度はなかなかのもの。
これまでの運動習慣が崩れた、身体活動自体が減ったなどの「生活上の変化」のストレス指数は25。仕事や生活の変化で多少にかかわらず「ストレスを感じる」という人が76%というのも頷ける。
コロナ禍は、全世界的に多くの人が「生活上の変化」を強いられた、まさに異常事態。そんな今だからこそ、自分のカラダと心を自分でケアする術を身につけておきたい。
Tarzan Webでは疲れにくいカラダ作りのためにできることを多数紹介している。ぜひ参考にしてみてほしい。
取材・文/石飛カノ
初出『Tarzan』No.831・2022年4月7日発売