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昼のタイミングでも自律神経を意識することは大切。ランチやマッサージでうまく気分転換をしつつ、集中力をキープしたい。さらに日中の過ごし方は、夜の睡眠にも大きな影響を及ぼす。【昼の自律神経メンテ術】では日中に実践できるメソッドを紹介。3つめは「筋肉の過緊張をほぐすストレッチ」について。
目次
リモートワークなどで坐りっ放しだと筋肉はこわばり、新陳代謝を促す血液とリンパ液の流れが悪くなる。それは自律神経の疲労を招くだけ。まず問題なのは、前面を覆う筋肉の連なり=フロントラインの過緊張。
「フロントラインは、筋肉を屈曲させる屈筋群の集まり。硬くなるとカラダが丸まって縮こまり、自律神経が乱れる一因になります」(トレーナーの中野ジェームズ修一さん)
フロントラインを一つひとつ伸ばすと時間がかかるから、今回は前面の屈筋群を「面」でまとめて効率的に緩めるストレッチの提案。また、“自然に直線はない”というように、カラダの動きも本来捻りを伴うから、スパイラルなポーズもやってみよう。
左右各20〜30秒×2〜3セット
左右各20〜30秒×2〜3セット
フロントラインの屈筋群を柔らかくほぐしたら、引き続いてカラダの背面を走る筋肉の連なりであるバックラインも整えたい。バックラインには、前面と対照的にカラダを伸ばす伸筋群が連続している。
フロントラインとバックラインは、まさにコインの裏表。フロントラインの屈筋群が緊張しっ放しだと、バックラインは身動きが取れない。逆にフロントラインがほぐれても、バックラインの伸筋群がガチガチでは、自律神経のバランスは良くならない。
前面と同じように、背面も線ではなく面で一挙に伸ばすのがポイント。直線的な動きのストレッチと、カラダの機能を踏まえて捻りをプラスしたストレッチを組み合わせたい。
20〜30秒×2〜3セット
左右各20〜30秒×2〜3セット
取材・文/井上健二 撮影/小川朋央 スタイリスト/ヤマウチショウゴ ヘア&メイク/天野誠吾 監修/中野ジェームズ修一(スポーツモチベーション)
初出『Tarzan』No.821・2021年10月7日発売