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“スリップインするだけ™”じゃない!《スケッチャーズ スリップ・インズ》快適学。
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さまざま病気のリスクとなる「食後高血糖」を回避するために、血糖値コントロールの基本的なルールを会得しよう。キーワードは北里研究所病院の山田悟先生が提唱する「ロカボ®」。緩やかな糖質制限で健康的に続けられる食事法だ。今回は8つのルールのうちの⑧、「食後の運動」について。
「何をやってもいい」「いつやってもいい」「やればやるほどいい」というのが、ロカボ提唱者・山田先生が掲げる運動のスローガン。その理由は、運動をすることで骨格筋への糖の取り込みが起こるから。これによって血液中に余分な糖質がだぶつくことが防げる。
さらに、定期的な運動を続けていくと、筋肉の細胞に糖を取り込む輸送体が作動しやすくなる。つまり、運動をすればするほど、糖が速やかにエネルギーとして有効利用されるようになるのだ。
たとえば、以下のような興味深い実験がある。7時間半座りっぱなしの被験者と、30分ごとに立つ、あるいは30分ごとに歩く被験者の食後血糖値を比べたところ、立ったり歩いたりした被験者の方が血糖値が抑制されていたという実験だ。
トイレに行くときはワンフロア上のトイレに行く、リモート作業を立って行う、食後はこまめに歩く、筋トレを取り入れるなどの習慣を。
取材・文/石飛カノ イラストレーション/小林ラン 取材協力/山田悟(北里大学北里研究所病院糖尿病センター長)