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交感神経を活性化させる「朝シャワー」の浴び方|朝の自律神経メンテ術⑤

ただベッドから起き上がれば、カラダが目覚めるわけじゃない。脳を起こし、臓器起こし…と、カラダの中で自律神経(交感神経と副交感神経)を切り替えるために何をすべきか。【朝の自律神経メンテ術】は起床後にできるメソッドを紹介。5つめは効果的な「朝シャワー」について。

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朝シャワーで気分をシャキッとさせる

ルーティン作りはその人のライフスタイル次第。なので入浴は断然夜派、という人はこの記事をスルーしてよし。一方、朝にシャワーをときどき浴びるという人はご注目。朝シャワーは深部体温を上げて交感神経を活性化させる有効な手段のひとつだからだ。

作業療法士の菅原洋平さんによれば、

「深部体温を上げる方法は主に3つ。ひとつは温かいものを食べたり飲んだりして内側からカラダを温めること。運動で自ら熱を作り出すこと。

そしてシャワーで外側から熱を加えて体温を上げること。運動は体温上昇の持続時間は長い代わりに負荷が高い。その点、シャワーは低い負荷で手軽に体温を温められることがメリットです」

同じ温度でもシャワー浴は覚醒を促す!
シャワー浴で血圧上昇

収縮期血圧とは動脈が収縮したときの最大血圧。グラフの数値は入浴後0〜5分の平均値。同じ湯の温度でもシャワー浴では血圧が上がり、浴槽に浸かると下がる。東京ガスと千葉大学の共同研究より

効果的なシャワーの浴び方は?

シャワーを浴びるなら40度以上の湯で、脇の下脚の付け根の鼠蹊部など、動脈やリンパ節が集まっている部位を集中的に温めると効果的だ。ただし、浴槽に浸かってしまうと逆に血圧が下がって眠気が生じてしまうので、くれぐれもシャワーのみで終了すること。

動脈とリンパの集まる部位をよく温めよう

シャワーを浴びた後は覚醒モードになり、二度寝のリスクを防げることもおまけのメリットだ。

取材・文/石飛カノ 撮影/山城健朗 取材協力/菅原洋平(作業療法士)

初出『Tarzan』No.821・2021年10月7日発売

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