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タンパク質と、何が同じで、どう違う?ジェーン・スーと〈味の素(株)〉社員が語るアミノ酸のこと。
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こちらの記事(筋肉を増やしたい人の「食事のPFCVバランス」)では筋肥大を目指す人のための「食事の目安量」を解説した。それに基づいたフライパン1つでできるレシピを紹介。今回はオートミールを使ったインド料理・ビリヤニのレシピ。
今回紹介するのは、バルクアップして脱いだらスゴいカラダになりたい人のフライパンメシ。むろん運動込みでの話だが、標準体型の男性が1か月で1kgの筋肉を増量させるというのが当面の目標。これ、食べるというトレーニングなしにはまっとうできない。
筋肉の材料となるタンパク質は体重1kgにつき1.7gの補給を目指す。さらに、糖質の量は1食につき100g以上。筋肉中の糖質、グリコーゲンが満たされていてこそ、筋タンパクの合成が促されるからだ。そのかわり余分なエネルギーをプラスしないため、油脂は極力節制。
糖質が増える分、1食分のエネルギーは成人男性の必要摂取量より若干多めの780キロカロリー前後とフライパンからはみ出さんばかりのボリューム。が、臆せず残さず喰らうべし!
主食は低カロリーでビタミネなどの栄養素が豊富なオートミール。ここでは押し潰した形状のロールドタイプを使用。短時間の加熱でOKなので、煮込まず最小限の水分を加えパラパラした食感を残して仕上げる。その理由は咀嚼による「食べた感」はとっても大事だから。
タンパク質はメカジキとヨーグルトでカバーするが、実はオートミールも密かなタンパク源(16g強!)。そして筋肉増やしたい派の場合、油脂は小さじ1がセオリーです。
取材・文/石飛カノ 撮影/谷尚樹 料理製作・スタイリング・栄養監修/美才治真澄(管理栄養士) 編集/阿部優子
初出『Tarzan』No.819・2021年9月22日発売