自宅で心拍数を上げるインターバルを! 吉村真晴が教える超効率トレ
長年第一線で活躍を続ける吉村真晴選手。彼が自宅で行なっているエクササイズ4種目を紹介してもらった。特におすすめは、自室でできるインターバルトレ「フローリング雑巾ダッシュ」だ。
取材・文/黒田創 撮影/内田紘倫
初出『Tarzan』No.815・2021年7月21日発売
長年戦えている理由は、家トレ。
リオ五輪で団体銀に輝くなど世界を沸かせ、今なおプロリーグで戦う吉村真晴選手。長年第一線で戦える理由を聞くと「家でしっかり鍛えていることも大きいと思います」とキッパリ。
「体勢を崩されても強い球を打ち返すためのバランス力を養うべく、オーソドックスな逆立ちや、バランスボールを使ったトレーニングを暇さえあればやっています。でも普通に行うのではなく、肩甲骨を寄せたり、尻をキュッと締めた状態で行うのがコツ。それだけで効き方がまったく違ってくるんですよ」
そうした動作を入れることでエクササイズは自然と体幹を使ったものとなる。すると狙った部位に確実に効かせられるため、闇雲に回数を重ねずとも効果が期待できる。
もうひとつ、バランスと同じく大事なのが瞬発力アップ。吉村さんはこれも室内でインターバルをこなす。
「瞬発力を養うには短距離走を繰り返すのが王道ですが、雑巾やタオルを使えば室内でも心拍数を上げるトレーニングが可能。ジムでバイクを漕ぐのもいいですが、自室でのインターバルも追い込めますよ」
吉村真晴さん直伝の4種目。
この内容は老若男女、運動経験の有無を問わずおすすめ、と話す。
「リモートワーク続きで運動不足な方、筋トレしているけど筋肉量が増えない方も。特に肩甲骨まわりは意識的に動かすことで背中のエクササイズにもつながるので、皆さんにやっていただきたいです。ただ漫然と行うのでは効果も感じにくいですが、意味のあるトレーニングを行うとカラダも、動きも変わってくる。僕はそれをいつも考えながらいろいろ工夫しているんです。楽しいですよ」
吉村さんのようなシャープなカラダを目指して、コツコツ続けよう。