引退後に感じた、腰の不調。
「最近は週に1〜2回パーソナルジムに通いながら、その宿題としてちょっとした腹筋系や体幹系トレを家でやるようにしていますね」
そう近況を語ってくれた元バレーボール女子日本代表の狩野舞子さん。
実は2018年に現役引退してからしばらくの間はトレーニングと距離を置いていたというが、そのことでもう一度フィットネスと向き合う重要性に気がついたという。
「特に2020年はコロナの影響もあってカラダを動かす機会が減って、現役時代に怪我をしていた箇所に不調が出てくるようになったんです。一番は腰ですね。体幹が弱くなったことで支えるものがなくなって不安定になったといいますか。
ジャンプと着地を繰り返すバレーボールはそもそも腰や膝に負担のかかるスポーツなのですが、私は成長期に伴ってその傾向がより強く出て、現役の頃はほぼ毎日の体幹トレと週3回のウェイトトレで姿勢を正すことでカバーしていたんです。当時はなんでこんなしんどいことを毎日やらなきゃいけないんだろうって思っていましたが(笑)、その積み重ねが自分のカラダを守ってくれていたんだなとしみじみ感じました」
同時に選手時代のようなハードトレーニングでなくても、工夫一つで家でも腰痛に繋がる悪姿勢を改善できることを知ったという。
腰痛改善のための3種目。
「どれも特別な道具がなくても短い時間で体幹を整えて効果的に姿勢を正せるメニューなのでオススメです。私自身、もともと試合に勝つためなど明確な目標がないとモチベーションが上がらないタイプではありますが(笑)、これらはウィークポイントである腰に負担をかけないために日常的に続けるようにしています」