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動けない高齢者を病院まで運ぶ|「ここぞ!」のための筋力トレ⑥

人さまに見せられるようになるだけでなく、人さまの役に立ってこその筋肉、と『ターザン』は考える。シーンを想定しつつ、いざ特訓。今回は「動けない高齢者を病院まで運ぶ」のための筋トレ。

筋力UPでヒーローボディを目指せ!

目指すは、ピンチの瞬間に力を発揮するヒーローボディ。何も特別なことはしなくても、いつもどおりのトレーニングを積むだけで、さまざまなシーンに対応できる筋肉が身につくのだとトレーナーの坂詰さんは言う。

教えてくれた人
坂詰真二さん
坂詰真二(さかづめ・しんじ)/1966年、新潟県生まれ。スポーツ&サイエンス代表。『Tarzan』登場歴、フィットネス業界歴ともに30年以上。『1日1ページで痩せる ダイエット最強の教科書』『今日から自宅がジムになる! 宅トレ』など著作も多数。

転倒して動けない高齢者を、近くの病院まで運ぶ。

転倒した高齢者を運ぶ

いわゆる“お姫様抱っこ”も、現実はそうロマンチックじゃない。抱き上げられる側の協力があれば楽に持ち上げてキープできるけど、怪我をしてカラダに力が入らない場合はかなりの腕力が必要になる。

ここで真価を発揮するのが、ヒーローの象徴ともいえる上腕二頭筋アイソメトリック・アームカールで、持ち上げる力、支える力を身につけておこう。

アイソメトリック・アームカール(10秒×3セット)

アイソメトリック・アームカール
  1. 同じ長さのバスタオルを2枚用意。
  2. バスタオルの片端を掴み、もう片端はしっかり踏む。
  3. 足は腰幅程度に開き真っ直ぐに立つ。
  4. 肘が直角になるまで膝と股関節を曲げる。
  5. 肘を体側につけたままタオルを上に引っ張る。

筋力が社会のために役立つんだと思えば、モチベーションも上がりますよね。皆さんも誰かが困っていたら、普段のトレーニングを思い出して、勇気を持って手を差し伸べてみてください。小さな人助けこそ、ヒーローへの第一歩ですよ!」

取材・文/飯田ネオ イラストレーション/上田よう 撮影/小川朋央 監修/坂詰真二

初出『Tarzan』No.813・2021年6月23日発売

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