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現在クイーンズ駅伝を2連覇中の日本郵政グループ女子陸上部。その中心を担うトップランナー2人に、日々のランニングのクオリティが確実に上がるストレッチを教えてもらった。~日本郵政×スポーツの取り組み vol.2~
目次
女子駅伝の最高峰、クイーンズ駅伝(全日本実業団対抗女子駅伝競走大会)をこれまで3度制するなど創部7年にして国内屈指の強豪へと躍進著しい「日本郵政グループ女子陸上部」。
チームの“顔”は、昨年9月の全日本実業団対抗陸上競技選手権1万mで優勝した主将の鍋島莉奈選手と東京オリンピック・女子マラソン日本代表に内定している鈴木亜由子選手。実は彼女たちが日々の練習で最も大切にしているのがストレッチなのだそう。
「ストレッチは練習前後に20〜30分ほど行いますが、私が最も心がけているのは初めに肩甲骨や股関節、腿まわりなどの大きい筋肉に刺激を入れつつ、そこからじっくり全体を伸ばしていくことで怪我をしにくいカラダの状態をキープすることですね」(鈴木さん)
「ストレッチは筋肉をほぐすためだけでなく、カラダの状態の確認にもなります。ストレッチをしながら“今日はここが張っているから気をつけよう”とか、日々の練習に向けてのポイントが見えてくるんです」(鍋島さん)
まさに日本郵政グループ女子陸上部の強さを陰で支えているストレッチ。その一部を、今回特別にお二人から直接教えてもらった。
「特別なメニューを行っているわけではありませんので簡単に取り入れていただけるはず。きっと走りがよりスムーズになると思います。ぜひ参考にしてください」(鈴木さん)
「コロナ禍を機に何か私たちにできることはないかと思い、陸上部のYouTubeチャンネルで昨年、ストレッチ動画を配信しました。皆さんのランニングライフに少しでも役立てていただけると嬉しいです」(鍋島さん)
三菱電機・荒木伸一さん/同社の「営業本部 東京オリンピック・パラリンピック推進部」に勤務し、さまざまな活動を行う。
日本郵政・池辺恭平さん/「オリンピック・パラリンピック室」勤務。グループ全体のスポーツ情報をさまざまな形で発信。
荒木 弊社のスポーツとの関わりは、Wリーグで活躍している三菱電機コアラーズを例にお話しすると、1949年に名古屋製作所の従業員によるバスケットボールのクラブ活動からスタートしています。その後、競技の増加や活動場所の広がりとともに、参加・応援する選手も増え、結果として一体感醸成に繫がってきたと考えています。
池辺 日本郵政グループは2014年の女子陸上部の創部を機にスポーツ振興に注力し始めました。おっしゃるように社員の一体感をもたらす効果は非常に大きい。現在、三菱電機さんはパラスポーツのサポートにもかなり重きを置かれているそうですね。
荒木 はい。東京2020大会にエレベーター・エスカレーターのカテゴリーで協賛させていただいていることもあって、バリアフリーの観点でもパラスポーツと非常に親和性が高く、社員に向けた、サポートが必要な方とのコミュニケーションのマナーを学ぶセミナーも行っています。企業がスポーツに対して貢献できるものとして社会への情報発信のお手伝いがあると考えます。特にパラスポーツの魅力をより多くの方に知っていただきたく、そのお役に立ちたいという思いも強いですね。
池辺 私たちも車いすテニスやゴールボールをサポートし、自社の女子陸上部の他に3人制バスケの3×3にも協賛しています。いずれも非常に可能性を秘めたスポーツでありながら、まだまだ世間からの認知度が高くないため、競技団体や選手たちの熱い思いを、全国約2万4000の郵便局ネットワークを通じて発信していきたいなと。
荒木 お互い東京2020パートナー企業として、東京2020大会が共生社会の実現に向けた契機になるようさまざまな面で貢献していきたいですね。
池辺 スポーツをサポートすることで、「自分も挑戦したい」「何事も諦めない」といったような文化がより根付いていけばいいなと思いますし、多様性などの社会意識の浸透にも貢献したい。その点で三菱電機さんとは、企業とスポーツの関わりにおいて近いビジョンを描いているように感じます。
取材・文/徳原海 撮影/内田紘倫
初出『Tarzan』No.810・2021年5月13日発売