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こんなパンを待っていた! 豆でつくられたグルテンフリーの《ZENB ブレッド》
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管理栄養士・漢方アドバイザーの安藤有子さんに聞く、「お酒との付き合い方」シリーズ。今回は、太るお酒の飲み方について。
オンライン飲み会をするようになってから太り出したという人はいないだろうか。その原因のひとつとして考えられるのが、“だらだら食い”だ。
「胃が食べ物を消化するためには酵素が必要なのですが、飲み会が長引くほど不足していきます。酵素が足りなくなると代謝にも悪影響が及び、エネルギーの消費量が落ちてしまうんです」(安藤さん)
しかも家にいるので、飲み会が終わって画面を切ったら、すぐに就寝することもできる。当然ながら消費されなかったエネルギーは、そのまま脂肪に。気軽に飲み会を楽しめるからこそ、負のスパイラルに陥ってしまうわけだ。
では、どんなことに気をつければいいのだろうか。
「家で飲むと自分の好きなものをばかり食べることができるので、栄養も偏りがちになってしまいます。しかも、家庭で楽しめるアルコール度数の高いお酒も増えていますよね。気が緩んだ状態で飲んでいるとあっという間に自制が効かなくなって食べすぎてしまうので、より一層の注意が必要です。用意しておくお酒の量を少なめにしておけば、寒いこの時期は外に出て買い足すのが億劫になるので、そのような心理的作用を上手く使うのも手です」(安藤さん)
揚げ物やスナック菓子などは食べやすいので、すぐにカロリーオーバーを起こしてしまう。当然ながらバランスを意識するのが大切なわけだが、それを実践するのは言葉で語るほど容易ではない。どうすれば、うまくカロリー摂取量を調整できるのだろうか。
「あれもこれもと食べてしまう人は、事前に糖質オフの食材を用意しておくなど工夫してみるといいですね。コンビニでも低糖質・低カロリーの食材をたくさん取り扱っているので、準備はそこまで難しくないはずです。また飲み会がある日は昼食の量を少なくしておくなど、理性が働いているうちに対策することもいいですね」
それでもダメだと思ったら、思い切って満足するまで食べてしまおう。我慢のしすぎは精神的によくない。ただし、後日きちんと運動したり、食事制限をしたりして調整することを忘れずに!
次回は、飲み会のシメを賢く乗り切る方法をご紹介します。
安藤有子さん
あんどう・ゆうこ/ 管理栄養士・ペット栄養管理士・漢方アドバイザー。 大手食品メーカー、肥満外来でのダイエットサポート、各メディア監修を経て、 現在オクタウェルにて全国の管理栄養士のスキルアップに従事。
取材・文/石川優太、村上広大 イラストレーション/加納徳博 監修/安藤有子(管理栄養士、漢方アドバイザー)