いまなら毎日開放! 東京タワーの外階段でちゃっかり筋トレ
東京タワー名物「⾼さ150mまで続く約600段の外階段」。より筋肉に効く600段昇降の攻略法を、澤木一貴トレーナーに伺いました。
取材・文/黒田創 撮影/角戸菜摘
初出『Tarzan』No.790・2020年6月25日発売
東京都の緊急事態宣言が解除された5月末、多くのレジャー施設が営業再開するなかで特に目を引くニュースが。東京タワーが来場者の密集防止と運動不足解消を目的に、高さ150mの展望台(メインデッキ)に続く600段の外階段を当面の間、毎⽇開放(※荒天時中⽌)するというのだ。『ターザン』が挑戦しない手はない!とライター・クロダは早速タワーの麓に向かったのである。
とはいえ、ただ上り下りするだけでは面白くない。より筋肉に効く600段昇降の攻略法を、おなじみ澤木一貴トレーナーに伺った。
上りで大臀筋と大腿四頭筋を鍛える。
「上りはコンセントリック(短縮性筋活動)、下りはエキセントリック(伸張性筋活動)と筋活動のタイプが異なりますが、いずれもカラダづくりに有効です。
上りではやや前傾姿勢で階段を押すように進むと、大臀筋と大腿四頭筋が使われます。コンセントリックはエネルギー消費が高い特徴があるため、1段飛ばしでゆっくり上るとより効果を得られるでしょう」(澤木トレーナー)
下りはどうですか?
「下りは減速運動。一歩一歩動作をコントロールしながら下ります。直立姿勢で下の段を足で探すため、足首は底屈位から着地します。よって、ふくらはぎの下腿三頭筋や大腿四頭筋の関与が大きくなります。
エキセントリックは速い動きの方が負荷が高くなるため、リズムよく駆け下りると筋肉に効きますし、コーディネーショントレーニングとしても最適ですね」
アドバイスを元に上り下りするとちょうどいい塩梅のトレーニングに。この東京タワー外階段、普段は土日祝日の11時~16時に開放されているので(悪天候時閉鎖)、機会があればチャレンジを!
※ 会期などの詳細は、tokyotower.co.jpでご確認ください。