ポップな動きで楽しげに見えるが実は結構ハード。
複雑でダイナミックな動作で組まれた中級編では、姿勢や動作を自らコントロールする力が求められる。例えば姿勢においても、四つん這いや仰向けなど次々にパターンが変わるので、習慣的に行うとカラダの協調性が高まる。
連鎖したフローの中でムダなく動くために必要な筋力が強化されれば、筋肉の左右差が限りなく少なくなり、全身をバランスよく使えるようになる。結果的に運動中のケガのリスクも下がり、筋トレのパフォーマンスの質の向上に繫がる。
1. スコーピオントランジッション(左右交互に2回ずつ)
2. リーチングクラブ(左右交互に2回ずつ)
3. リザード(前後2往復)
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ビーストの姿勢に戻ってから、右手と左足、対角上にある手足を1歩大きく前に出す。逆の手足で1歩前進。スタート地点まで後ろ歩きで2歩下がる。これで1往復。
地面を這うトカゲを思い浮かべながら、低重心の姿勢で前後に移動。背中に負担をかけないよう、顔は無理やり上げず目線は自然に床に落としておく。
4. ハイヒップクラブウォーク(4歩前進して4歩後進。2往復)
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仰向けになりクラブの姿勢に戻る。両腕と両脚を伸ばしてお尻をリフトアップ。お尻の位置をなるべく下げないよう体幹部に力を入れる。そこから対角上にある右手と左足を足側に出す。反対側の手足を出す。
計4歩進んだら逆方向に4歩下がって元の位置へ。臀筋やハムストリングスを収縮させたまま動くのはかなりハードだ。
5. リーピングモンキー(2往復)
6. フラットフットダック(4歩前進して4歩後進。2往復)
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新出のダック。エイプの姿勢になり両手を後ろに回したら片手で反対側の手首を摑む。上体を回旋させながら1歩前に踏み出す。左足を出す場合は右側の肩を突き出すイメージ。
逆足で1歩前進。4歩進んだら、後ろに4歩下がり元の位置へ。これで1往復。足だけを使って歩こうとせずカラダをひねりながら1歩を踏み出す。
取材・文/門上奈央 撮影/山城健朗 スタイリスト/高島聖子 ヘア&メイク/村田真弓 イラストレーション/サタケシュンスケ 取材協力/鑄山和裕、奈蔵和香(ヴィヴィシャスワークスジャパン)
(初出『Tarzan』No.777・2019年11月28日発売)
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