- 痩せる
- 走る
“スリップインするだけ™”じゃない!《スケッチャーズ スリップ・インズ》快適学。
PR
腸をほぐすと気持ちもゆるむ。グリグリ揉みほぐさずじっくりさする「腸律マッサージ」でメンタルの不調も解決しよう!
全身の司令塔は脳。以前はそう捉えられていたが、腸から脳にも情報伝達があり機能に影響を与える“脳腸相関”が近年話題だ。
「腸を弱らせる原因として、精神的な不調は大きい。腸を鍛えることはメンタルを整えることに直結します」と話す腸律師の小澤かおりさんが考案したのは、腸をさする「腸律マッサージ」。
まず仰向けになりへそを囲む2つの円をさすって腸全体をほぐす(詳細は下図)。
日課にするうちに、慢性的な張りや詰まり、痛みを感じる部位に気づくはず。それは日々変わる。
「硬い部位から精神的な原因を分析できます」(分布マップが下記図)。その改善には温かな手のひらを当てるか、そっとさすること。こわばりを解くマッサージで腸も脳もリラックスできるはずだ。
左半身の肋骨の下部に沿う範囲。「脳と深い繫がりがあるエリア。ここの張りは考えすぎなど脳のオーバーワークを意味します」。
肋骨の中心部、みぞおちの張りは特に男性に目立つ傾向が。「ここが硬いのは筋肉ゆえと思いがちですが睡眠障害が原因です」。
小腸と大腸の出入り口にあたる右腰骨付近。「本来ここは内容物が液状なので詰まりにくい部位。忍耐型の努力家は滞る傾向が」。
大腸の下行結腸にあたる左脇腹付近。「緊張がかかるとギュッと縮んで硬くなりやすい部位。便が細い人はその傾向の表れです」。
右半身の肋骨下部。「血液の濾過を担う肝臓と重なり、張りは肝臓疲れが原因。東洋医学では〝肝〟の経絡は怒りを司るとされます」。
ツボの経絡も多数あるへその両サイド。「腎臓の働きと繫がりが。恐怖で“ちびる”のは、不安感が腎臓に負担をかけるのも一因」。
取材・文/門上奈央 撮影/小川朋央 スタイリスト/山内省吾 小澤かおり(腸律サロン セラピーエ主催)
(初出『Tarzan』No.771・2019年8月29日発売)