30分×週5日×4週で腹を割る、ターザン謹製ジムトレメニュー
ジムは、最速でお腹を絞って割るのに最適の場所。多忙なビジネスパーソンを想定し、60分、30分、15分と所要時間ごとに3つのパッケージを用意した。本記事では、30分の美腹作りフルコースのプログラムをご紹介。
取材・文/井上健二 撮影/山城健朗 ヘア&メイク/天野誠吾 スタイリスト/山内省吾 エクササイズ監修/清水 忍(インストラクションズ代表)、阿久津貴史(チームエクストリームパワー代表)
(初出『Tarzan』No.763・2019年4月18日発売)
目次
マシン活用で時短化。フリーウェイトも加える。
30分では筋トレは無理? いやいや、ジムでなら十分に可能である。
活用したいのはマシン。フリーウェイトは重さやフォームの調節に時間がかかり、限られた時間だと焦ってうまくできない。マシンなら軌道が決まり、負荷の設定もワンタッチだから時短になる。ここでは、どのジムにも設置されているラットプルダウンを活用したマシンでの腹筋トレも伝授する。
とはいえ腹筋群を満遍なく鍛えるにはフリーウェイトの刺激も欲しい。セッション後半はダンベルとプレートを用いてワークアウト。60分パッケージと同じくセット数を絞り、種目数を増やす。週5回×4週間で追い込もう。
1. レッグプレス
効く筋肉:大腿四頭筋・大臀筋・ハムストリングス
膝が90度に曲がるようにボードとシートを調整してお尻から頭までつけて坐り、両足を肩幅に開いてボードを踏む。両手でグリップを握り、お尻の尾骨をシートにめり込ませる意識で両足をプレスしてボードを押し、戻る。
2. チェストプレス
効く筋肉:大胸筋・上腕三頭筋・三角筋
シートに坐った際にグリップが乳首の高さになるように調整して、お尻から頭までシートにつけて深く坐る。腰椎は反らさず、胸椎を軽く反らし、前腕を床と平行に保ったまま、グリップを前方へ押して、元に戻る。
3. ラットプルダウン
効く筋肉:僧帽筋・広背筋
両手でバーを握り、太腿をパッドで固定して坐る。肘を脇腹に突き刺すように、バーを胸まで引き寄せ、元に戻す。バーを引き下げた際、肘が90度に曲がる手幅がベスト。上体は軽く倒してもいいが、腰を反らさないように。
4. ディップス
効く筋肉:上腕三頭筋
ディッピングマシンのバーを両手で握り、両肘を伸ばす。両膝を曲げて足首をクロスさせる。脇を閉じ、肘が90度に曲がるまで上体を下げ、肘を伸ばして元に戻る。肘を曲げると上体は軽く前傾するが、背中も腰も丸めない。
5. ストレートアームプルオーバー
効く筋肉:腹筋全体(肩関節連動)
ラットプルダウンのマシンで両手にバーを握り、両足を肩幅に開いてまっすぐ立つ。お腹に力を入れて背すじを伸ばして胸を張る。肘を伸ばしたまま、斜め上45度くらいの高さからバーを真下に引き下げて、元に戻す。
6. パワークランチ
効く筋肉:腹直筋上部
両手にダンベルを持ち、床で仰向けに。両膝を腰幅に開いて曲げて立て、両腕を床と垂直に伸ばす。上体を起こしてダンベルを天井へ押し上げ、背骨を下から1個ずつ床につけるように戻る。
7. プレートスローダウンクランチ
効く筋肉:腹直筋上部
両手でプレートを1枚持ち、仰向けに。両膝を腰幅に開いて曲げて立て、両腕を床と垂直に伸ばす。上体を起こしてプレートを高く押し上げ、背骨を下から1個ずつ床につけるように戻る。
8. トランクツイスト
効く筋肉:外腹斜筋・内腹斜筋
両手でプレートを1枚持って坐る。両膝を肩幅に開いて曲げて立て、爪先を上げる。脇を締めて肘を曲げてプレートをお腹の正面で持ち、ヘソから下を固定し、片側の肘を床に近づけるように左右交互に上体を捻る。