• どんな人にも“ピラティス”が必要な理由|0から始める男のピラティス(1)
TRAINING
2018.12.28

どんな人にも“ピラティス”が必要な理由|0から始める男のピラティス(1)

ピラティスのトレーニングを実演する、トレーナー・菅原順二さん
教えてくれた人:菅原順二(すがはら・しゅんじ)/1978年まれ。全米公認ストレングス&コンディショニングスペシャリスト。Body Element Pilatis マスタートレーナー。豊富なトレーニング知識を持つ。スタジオ〈アランチャ〉代表。

ジョセフ・H・ピラティス氏が考案したエクササイズ「ピラティス」。元を辿るとリハビリ手法で、すべての人がカラダを機能的かつ正しく使えるようになる万能エクササイズ。そんなピラティスをやるべき理由を、ラグビー選手時代のケガをきっかけにピラティスを学んだトレーナー・菅原順二さんに教えてもらいました。

1. ピラティスってそもそも何なの?

「ピラティスってヨガやストレッチみたいなものでしょ?」と思っている人も多いはず。だがその認識は誤り。「カラダが本来持っている機能を正しく使うためのエクササイズ」がピラティスの本質だ。

ピラティスはそもそも人物の名前である。ドイツ人で身体調節法(コントロロジー)を研究していたジョセフ・H・ピラティス氏が、第一次大戦中収容所に入れられた際に捕虜仲間の回復の手助けをし、そのリハビリ手法に自らの名を冠して、世界中に広まった。

ピラティスの考案者、ジョセフ・H・ピラティス氏のイラスト。
Joseph Hubertus Pilates
ジョセフ・ヒューベルトゥス・ピラティス(1880〜1967年) ドイツ出身。リハビリ手法を基にピラティス・メソッドを考案。アメリカで多くのダンサーに伝え、世界中に広まった。

最初ダンサーや振付師を中心にメソッドが広まったという経緯もあって女性に愛好者が多く、その傾向は日本も同様だが、元を辿ればリハビリ手法。老若男女問わず、すべての人がカラダを機能的かつ正しく使えるようになる万能エクササイズなのだ。決してハードルの高いものではない。

2. 万人にピラティスが必要な理由は?

「ケガしているわけじゃないし、毎週ジムで筋トレしているからピラティスをやる必要ないよね?」

ちょっと待った。ガンガン鍛えている人ほどピラティスは必要だ。

「筋トレ中はどこかの筋肉や骨、関節に頼って動作を行いますが、人間のカラダはアンバランスなもの。そのレベルが大きいほど負荷をかけるとさらなる偏りを生み、ケガにつながってしまいます。ピラティスを知ると自分に合ったカラダの使い方や動かし方を覚えられ、トレーニングにおいても無駄な動きがなくなり、効果的に筋肉をつけることができるのです」

そう話すのは『ターザン』でもおなじみのトレーナー、菅原順二さん。ラグビー選手時代のケガをきっかけにピラティスを学んだ菅原さんは、自身、ピラティスを体得して以来ウェイトの上げ方がスムーズになるなど効果を実感しているとか。

「普段筋トレしない人にとってもトレーニング手段として有効です。骨や関節の位置や動かし方を意識しながら行うことで無理なく筋肉を刺激できるのがポイント。より多くの人にやってほしいですね」

3. ピラティスにはどんな効果があるの?

ピラティスの動きは呼吸との連動や動きの細かさなど、従来の筋トレに比べるとやや面倒に感じる方がいるかもしれない。しかし、ピラティスの本質と効くポイントはここにある。

「より正確な動きで運動を行うと、カラダは自然と正しく機能するようになります。ピラティスのエクササイズはあらゆる筋肉を連動させるのが基本。つまり特定の部位のみならず、個々の筋肉が均等に発達することで全身の機能を取り戻せるのです」

また、常に呼吸を意識することで小さくなりがちな呼吸機能を正常に戻し、全身を動かすことで血流改善効果が見込まれるのも特徴。新陳代謝が促されるのはもちろん、メンタル面の効果も大きい。

「運動や日常生活において、無意識のうちにカラダを正しく動かせるようになるのがピラティスの究極の目標。すべての動作がピラティスになるようなカラダの使い方を体得できれば、心身ともに本当の意味で健康になれるはずです」

ピラティスを始めるには、まずはこちらから:


取材・文/黒田 創 撮影/大嶋千尋 イラストレーション/竹田嘉文
(初出『Tarzan』No.755・2018年12月13日発売)

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