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まずは“呼吸と背骨”を意識しよう|0から始める男のピラティス(2)

教えてくれた人:菅原順二(すがはら・しゅんじ)/1978年まれ。全米公認ストレングス&コンディショニングスペシャリスト。Body Element Pilatis マスタートレーナー。豊富なトレーニング知識を持つ。スタジオ〈アランチャ〉代表。

ピラティスにおいては呼吸も筋肉運動のひとつと考えられる。ただスーハーするのではなく、一つひとつのエクササイズを呼吸と連動させることで動きの流れを作り、カラダと頭、精神を調和させていく。ピラティスを始める前に必ず練習しておきたいのが、本記事で紹介する呼吸法です。

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基本は鼻から大きく息を吸って肺にたっぷり空気を入れ、その空気を絞り出すようにゆっくり吐く。その間、肋骨が開いたり閉じたりするのを意識し、骨盤底筋群を引き上げるのもポイント。

ひと呼吸の間に胸郭を膨らませる動きで血液に新鮮な酸素を取り込み、体幹の協調運動も行われるのが正しい形。この感覚を最初に摑んでおけばエクササイズでさらなる効果を得られるはずだ。

ブリージング(呼吸)の練習法

1. 吸う

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胡坐で座って骨盤を立てる。左右の肋骨に手を添えて鼻から息を吸い、肺に限界まで空気を入れる。姿勢が崩れないよう背骨を伸ばし、エロンゲーションに集中しよう。肋骨下部の前後左右への広がりも感じること。

2. 吐く

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肺に入った息を口から吐く。引き続き背骨のエロンゲーションを意識し、体幹の力を目いっぱい使って肺の空気を絞り出そう。息を吐きながら肛門を締め上げるイメージでやってみよう。

常に背骨を意識して動作を行う

もうひとつ押さえておきたいのが脊椎(背骨)の使い方。ひとつひとつの椎骨の間を広げるイメージで、背骨全体を伸張させるエロンゲーションという動作を意識したい。

ピラティスは骨盤、背骨(脊椎)、肩甲骨、首、肋骨が正しい位置にあることが必要条件。なかでも肝となるのが脊椎。

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エクササイズでは胸椎や腰椎など部位を念頭に置き、椎骨をひとつひとつ動かす意識が必要となる。また、常に脊椎の上下への伸び(エロンゲーション)も念頭に置いておきたい。

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取材・文/黒田 創 撮影/大嶋千尋 イラストレーション/竹田嘉文

(初出『Tarzan』No.755・2018年12月13日発売)

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