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呼吸と姿勢を整えてヨグマタジと一緒に瞑想をしよう!【ヒマラヤシッダー瞑想・後編】

ヨグマタ・相川圭子/女性で史上初、サマディ(悟り)に達したヒマラヤ大聖者。現在会うことのできる世界でたった2人のヒマラヤ大聖者のひとり。インド最大の霊性修行の協会〈ジュナ・アカラ〉から最高指導者「マハ・マンダレシュワリ(大僧正)」の称号を授かる。www.science.ne.jp

前編の記事でしっかりとヒマラヤシッダー瞑想について学んだら、“ミニ瞑想”を実践してみよう!

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本来ならば聖者から弟子に口伝で授けられるヒマラヤ秘法だが、今回はヨグマタジから特別にミニ秘法を紹介してもらった。まずは呼吸。

「ヒマラヤ瞑想で大切にされることの一つに、右の鼻腔と左の鼻腔のバランスがあります」

右の鼻腔は“ピンガラ”、左の鼻腔は“イダ”というエネルギーの通り道。前者の象徴は太陽で交感神経と関わりが深く、後者の象徴は月で副交感神経と関わっている。

「左右の足を交代に出して歩くように、左右の鼻腔も常に交代して呼吸をしています。ところがエネルギーのバランスが崩れると交感神経が乱れ、不眠やストレスなどさまざまな不調が表れます。心の使い方がネガティブな人は左右の鼻腔のバランスが崩れやすくなります」

試しに片側の鼻だけで呼吸してみると、左右どちらかの通りが悪いことが分かる。

「その場合は、詰まっている鼻を上にして横になりましょう。しばらくすると整ってきます。それが調和するということなんです」

左右の鼻腔のバランスを整える

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1.片鼻呼吸で左右差をチェック。

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左側の鼻腔を指で押さえて、右側の鼻腔だけで呼吸をしてみる。

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今度は逆。右側の鼻腔を指で押さえて、左側の鼻腔で呼吸をする。左右どちらが楽に呼吸できる?

2.左右差があったら横になって調整。

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左右どちらかの鼻腔の通りが悪かったら、悪い方を上にして横になる。しばらくすると左右の鼻腔でバランスよく呼吸ができるように。左右どちらかの鼻腔の通りが悪かったら、悪い方を上にして横になる。しばらくすると左右の鼻腔でバランスよく呼吸ができるように。

続いて瞑想の基本姿勢。背すじを伸ばしてあぐらをかく。

「体勢がつらければ座布団やクッションなどをお尻の下に敷くと楽に背すじが伸びます。左右の膝の下にクッションを敷くとさらに楽になります。その状態で目を伏せて鼻先のてっぺんを意識し、入る息、出る息を見つめましょう。鼻で深く息を吸い込んで吐いて、カラダと頭をリラックスさせましょう」

5分もすると頭がスッキリ!

リラックスしながら正しい瞑想の姿勢をとる

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股関節が硬いと、あぐらをかいたときに骨盤が後傾して猫背気味になる。これを防ぐために二つ折りにした座布団をお尻の下に敷く。さらに膝下にも座布団を敷けば、リラックスしつつ自然に背すじが伸びた状態に。

姿勢と呼吸が整ったら“ミニ秘法”に挑戦!

行き詰まったときは胸を叩く呼吸法で状況を打開する

仕事や人間関係で行き詰まったときの呼吸法。うまくいかない原因は自分自身のマインドの使い方にある。

「自分さえよければいい」と考えていたり、「あいつのせいで仕事がはかどらない」「絶対に許さない」など、相手に対して不満や怒りを溜め込んでいるため困難な状況を招いている可能性が高い。

あるいは、「こうなったのは全部自分が悪いせい」と、必要以上に自分を責めていることが原因になっている場合もある。

マインド以外に考えられる原因としてはカラダの歪み、運動不足、肉体的な疲れなどなど。これらが重なって自分の周りの状況を膠着させている場合も。

打開策の“ミニ秘法”は、ゴリラのように胸を叩く「バタバタ・ハー呼吸」。下のイラストの1〜3の動きを2、3回繰り返すと気分がすっきりして呼吸が楽になるはず。行き詰まった状況が好転するきっかけに。

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1. あぐらをかいて座る。両手は自然に膝の上に置き、リラックス。何度かゆっくり深呼吸を行ったら、鼻から大きく息を吸って胸を張る。

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2. 息を吸い切ったら一度止め、左右の拳でゴリラのように胸をパタパタと数回叩く。あまり力を入れすぎないように。

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3. 肩の力を抜きながら口から大きく「ハーッ」と息を吐き出す。息を吐き切ったら深呼吸をして再び鼻から息を吸って胸を張る。

怒りや悲しみ、負のエネルギーを笑いの力で吹き飛ばす

自分自身だと思っている感情は、マインドが反応した結果として生まれてくるもので、それは本当の自分自身ではない。

たとえば、仕事でミスをして上司から厳しく責められたとき。「自分は一生懸命やっているのに」と怒りが湧いてきたり、「自分はダメな人間だ」と悲しみの感情に打ちのめされたりするかもしれない。でもそれは、自分自身が傷つき、打ちのめされたということではなく、ただマインドが反応しているだけ。

願いが叶わなかったり自分が周囲に認められなかったときに起こる悲しみや怒りの感情は、自分をますます卑屈な存在にして、生命力を奪ってしまう、いわば負のエネルギー。

そんなときは思い切り笑うことで負のエネルギーを振り払うのも一つの方法だ。マインドに囚われている自分自身から抜け出すことができれば、生きる力が復活してくるはず。

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1. あぐらをかいて座り、下腹部に両手を当てる。両手で腹筋の動きが感じられるくらい、思い切り「ワハハハハハ」と笑う。

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2. そのまま30秒から1分間ほど笑い続ける。上体を揺らしたり、お腹の上に置いた手を膝の上に移動させてもよし。

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3. 笑い終わったら10秒間ほど静かに座った姿勢をキープする。笑いのエネルギーが生きる力に変わり、内側に満ちてくるのを感じよう。

取材・文/石飛カノ 撮影/小川朋央 イラストレーション/Luis Mendo

(初出『Tarzan』No.752・2018年10月25日発売)

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