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ただのジム着、されどジム着。自分だけのスタイルを持つ6人に、トレーニングに行くための着こなしについて聞きました。
目次
「普段もワークアウトするときも、自分が好きなファッションで楽しんでいたいんです」と話す船山真凜さんは、普段はブランドのPRなどを行っている。
今はカラダをリラックスさせるために、週に数回ピラティスとトレーニングジムに通っているのだとか。
「上下のセットアップはストリートブランド〈BoTT〉と〈TTT MSW〉のコラボ。靴は〈オン〉とスニーカーショップ〈パッカー〉の共作。両手を空けておきたいので、半円形のショルダーバッグとヨガマットケースを持ち歩いています。
ジムやピラティススタジオに到着したらすぐにカラダを動かせるように、中にも着込んでいます。機能性よりは、自分が着ていて心地よい服が好きですね。
特に〈コス〉で買った薄手のニットトップスや〈ヘインズ〉のTシャツがお気に入り! 私服を買いに行くときに“これ使えるかも?”と思ったものを選んでいます」
約10年前からジムに行き始め、現在はほぼ週7ペースで通っているという葵揚さん。
「毎日だともはやトレーニングに向かうための格好を基準で考えるようになるのかもしれません。日常と運動を別々に捉える必要があまりなく、起きてすぐ、ダル着のまま出かけることもあります。
今日は〈サロモン〉のトレイルランニング用のミッドレイヤーに〈ナイキ〉のスウェットパンツとスニーカー《エア マーダ》を合わせました。
中にはTシャツを着ているので、羽織を脱いですぐ動き始められます。服へのこだわりは特別強くないけれど、機能性とニュートラルな色合いが好みですかね。この2つを兼ね備えたアイテムは、何気なく手に取っていると思います。
時計などの小物はもっぱらアナログ派。インターバルも計りやすく、パッと時間が分かるので。あとヘッドホンをつければ、普段のスタイルの完成です。今後も同じ装いを続けようと思っています」
そんな葵さんが出演している連続ドラマ『春になったら』(フジテレビ系)は毎週月曜22時より放送中。
「僕のコーディネートのモットーは“1日10km走れる服を着る”こと。必然的に撥水性や吸水速乾性に優れたテックウェアを選ぶことが多いですね。
でもその全てがスポーツに特化したものではなく、デザイナーズブランドなどファッション的な服の中から、機能的なアイテムを探すことも楽しいんです。
今日は、止水テープ仕様の〈アンシーンラボ〉のジャケットに、伸縮性のある〈サウス2 ウエスト8〉のパンツ、クッション性がよい〈ブルックス〉の靴、メッシュ素材の〈サスクワッチファブリックス.〉の帽子を合わせました」
「ジムでは極力、リラックスできる家着のようなスタイリングを意識しています。自宅から歩いて数分の距離ですし、あまり人目を気にしない気楽な服がよいですね。
〈ウェーブ モーション〉は友人のファッションブランド。お尻まで隠れるビッグサイズで、寒い季節に嬉しい裏起毛素材なのがお気に入りでよく着ています。ボトムスは動きやすい〈ルルレモン〉のレギンス。
〈サロモン〉の靴はカーキとグリーンの色合わせが珍しくて、海外から取り寄せました。長時間歩いても足に負担が少ないので、散歩にもぴったりなんです」
「今のトレーニング場は家から少し離れた公園。健康遊具があるので懸垂やストレッチをしたりと、週に何回か無理のない範囲で続けています。行き帰りはランニングで移動。
途中で雑貨店やコンビニに立ち寄ることもあるので、街着の延長線上を意識しています。アウターはイギリスのアウトドアブランド〈バーグハウス〉、スウェットパンツは〈チャンピオン〉。どちらも古着です。
映画『ロッキー』の主人公みたいに、オールドスクールな運動着で走ったら格好いいかなと思いまして。足元はもちろん、〈コンバース〉です」
「スポーティになりすぎないようにバランスを重視。今日は、フリースは古着の〈パタゴニア〉や、〈サンスペル〉のカシミヤパンツ、〈ボッテガ・ヴェネタ〉のピアスを選んで、上品にまとめました。行きつけのカフェに寄ったり、知り合いにばったり会っても大丈夫なように、適度なアスレジャー感を意識しています。
ジムでは機能面を重視して全身を黒の〈ナイキ〉で統一しつつ、ピアスや色付きのリップバーム、マニキュアなどフェミニンな要素も忘れずに」
取材・文/岡島みのり 撮影/下屋敷和文
初出『Tarzan』No.872・2024年1月25日発売