ランがツラいあなたにおすすめしたい「楽しい有酸素運動」
体脂肪を減らすのに、もちろん運動は有効だが、運動不足の人がいきなりランニングを始めても、ツラさゆえに続かないのは目に見えている。そこでおすすめなのがゲーム感覚で楽しめる有酸素運動。ランよりも手軽にできる3種目で、まずは心肺機能を高め、動けるカラダを目指そう。
取材・文/鈴木一朗 撮影/小川朋央 スタイリスト/高島聖子 ヘア&メイク/村田真弓 トレーニング監修/清水忍(IPF)
初出『Tarzan』No.835・2022年6月9日発売
楽しく続けられる有酸素運動3種目
言うまでもなく、体脂肪減を目指すうえで重要なのは運動。特に、ランをはじめとした有酸素運動を取り入れるのが理想だ。ただ、日頃から運動をしていない人にとっては、いきなり毎日ランをするというのは、かなりレベルの高いもの。
そこで、今回はランの代わりにゲーム感覚で楽しめるダウングレード有酸素運動を紹介。やれば心肺機能が高まり、カラダもより動くように。紹介する3つを連続して行って、ランへの第一歩に。まずは習慣化することを目指して取り組もう。
① ロックンロールツイスト
右脚で立つ。腕はバランスが取れるように開く。腰をクイッと右にひねって、爪先を外へ。次に左にひねって、踵を外へ。少しずつ右側へ移動していく。目標は連続20回。この腰の動きは歩いたり走ったりするときにも重要。
② ティッシュアタック
ティッシュを1枚頭上に投げ上げ、肩より高い位置でパンチ。再び空中高くへと上げる。落ちてきたところを、今度は逆の手でパンチ。20回連続はかなり難しい。1回でも多く繰り返すのが目標。リズミカルな動作を覚えよう。
③ ロボットダンス
左右に腕を開いて、肘を直角に曲げる。ここから、上腕を固定して、前腕のみを大きく前後に振る。スピーディに繰り返す。腕を下げずに、まず30秒から。時間を延ばす。肩関節の柔軟性が上がり、ランの腕振りに対応。
物足りなくなったらアップグレード
楽勝な動きなので毎日でもできるはず。そして、回数を増やしてもこの運動に物足りなさを感じるようになったら、ランを始める準備ができた証拠だ。
体脂肪は1日、2日ではなく、長いスパンで悪い習慣によって蓄積される。これを減らすなら、やはりいい習慣を身につけるしかない。1年かけて太ったんだから、1年かけて痩せる。これぐらいの感じで、ゆっくりと行おう。