間食に選ぶのは《ベースブレッド》
ストリートワークアウトの世界制覇を目標に掲げる矢野選手が、競技に出合ったのは約7年前。
「そもそも健康のために筋トレしようと思ったんです。でもジムに通うのは金銭的にも心理的にもハードルが高く、最初の半年は腕立て伏せや懸垂などをやりました。それらの動作にだんだん慣れてきて、新しいトレーニングをしようかなと考えるようになり、何気なくトレーニング動画を探していたら、海外の“変わった上級自体重トレ”の動画を見つけたんです」
これが、矢野選手の人生の転換期に。
「そうしてストリートワークアウトを知り、見よう見まねで始めました。当時日本の競技人口が少なかったのも魅力でしたし、何よりパフォーマンスがかっこよかった。一番最初に習得したのは人間鯉のぼりとも呼ばれる、ヒューマンフラッグでした。この競技の魅力を実感するのは、やっぱり技を習得した時です。さらにパフォーマンスの練習を重ねるほど筋肉がつくので、これは一石二鳥だ!と思いました」
競技3年目には日本大会で優勝、アジア大会でチャンピオンの座を勝ち取った。
「技を完成させるには筋肉が要るし、体脂肪が少ないほど動きやすくなります。競技を始めた頃は食欲のまま、好きなものを食べていましたが、半年後にはジャンクフードをやめてクリーンな食事にシフト。食事は朝昼晩の3食のほか、運動前後は必ず間食を摂ります」
以前、間食に選ぶのはコンビニで買った“おにぎり・バナナ・サラダチキン”のセットだったが、今は迷わず《ベースブレッド》をチョイスするそう。
これぞ完全栄養の主食たる所以
「高タンパクかつチアシード由来のオメガ3脂肪酸も摂れて、全粒粉使用だから低GI。こんなにおいしく罪悪感なく食べられるパンはそうないです。もともと太りやすい体質で、昔はスイーツバイキングによく行っていたほどの甘党だった僕にとって、メープルやチョコレート味を食べる時間はこの上ない幸せ。
それから、カレー好きでもあるので、カレー味もハズせません。カレーパンって油で揚げているものが多く脂質が気になるので、初めてカレー味を手に取った時は驚きました。糖質源には米かオートミールを選ぶことが多く、パンは基本避けていますが、《ベースブレッド》だけは特別です」