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〈ナイキ〉のランニングシューズ3足を履き比べ! シューズトライアル体験レポート
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今後数十年、人口は膨れ上がっていき、今のままでは食料、とくにタンパク質の需要に供給が追いつかなくなるといわれている。注目の植物性代替肉でタンパク質を補給するのがトレーニーの習慣になる日も近い!?
今後数十年、人口は膨れ上がっていき、今のままでは食料、とくにタンパク質の需要に供給が追いつかなくなるといわれている。そこで、注目されているのが植物性代替肉だ。
「代表的な原料は大豆とえんどう豆。これから畜肉はどんどん高騰化していきます。アメリカでは牛肉はもちろん鶏肉も高騰しています。動物であるからには飼料や水などを必要とするため、コストも環境負荷も高い。その点、大豆やえんどう豆は環境負荷も低く圧倒的にコストが安いんです」(食産業学の専門家・宮城大学の石川伸一教授 )
今日はプラントベースでタンパク質を補給、いずれそんな習慣がトレーニーの常識になる?
上述のように、ド定番の脱脂大豆を原料にしたものから食感を追求した進化系プラントベースドミートまで、アイテムは百花繚乱。それぞれの特徴を生かしての自炊で代替肉を日常の食卓に乗せる。これができたら、あなたはもうフードテックの達人といえよう。
ただし。代替肉のマーケットは絶賛拡大中だが、質的にはまだまだ進化の途中。本物のお肉レベルの味わいを堪能できるとは言い難い。でもだからこそ、工夫しがいがあるというもの。ねばり不足は調理油や片栗粉でカバー、エスニック風の味付けをするなど、工夫次第で美味しさの可能性はマジ広がります。
脱脂大豆を原料としたミンチタイプの乾燥代替肉を使用。大豆特有の香りが強いのでたっぷりの水で浸してからよく絞るのがポイント。とろみのある調味液を合わせてパサつき感をカバーする。黙って出されたら麻婆茄子以外の何物でもない。
こちらは生タイプの代替肉。それ自体では食感がどうしてもふわっとしないので、ご飯、玉ネギ、パン粉などのつなぎを加えるのがおすすめ。焼く時に本物の挽き肉のように中心までしっかり火を通さないとヤバいという心配がないのも◎。
薄切り肉タイプの代替肉を使用。どこからどう見てもハラミ。そしてクニクニとした食感もかなりハラミ。さらに食欲をそそるにはもう一声、焼き色をつけると一気にハラミ感が倍増する。さらに照り演出の調味液を絡めれば完璧でしょう!
取材・文/石飛カノ 撮影/谷尚樹 料理製作・スタイリング/美才治真澄(管理栄養士)
初出『Tarzan』No.819・2021年9月22日発売