問題①:次の図は健康な大便に含まれている成分です。「?」欄を埋めなさい
解説:固形成分は腸内細菌を含む3つ
うんこの正体は食べカスのみと思っていたら大間違い。最も多く含まれているのは水分で7〜8割、残りの約3割が食べカスと剝がれ落ちた腸の細胞、そして生きた腸内細菌および腸内細菌の死骸だ。
食べカスは食べたものによって変動する。ヒトの消化酵素では分解できない食物繊維が主にうんこの材料の一部になる。穀類、豆、きのこ、野菜などを食べていればうんこの嵩は増す。
また、腸の上皮細胞は3〜4日ごとに新たな細胞に作り替えられる非常にダイナミックな組織。古い細胞はどんどんうんことして排出される。そして腸に棲んでいる約100兆個の腸内細菌。もともと数が膨大なので生きたもの死んだものが日々排出されるのだ。
大便学共通テストとは?
腸からの大切な便りを読み解く。これが大便学だ。毎日の便はただの排泄物ではない。腸内環境の良し悪しを表すリトマス試験紙と思おう。
どうやって便が出てくるのか、目指すべき理想の便はどんなものなのか、どうすれば快便に繫げることができるのか。これらを「共通テスト」で一から学ぶことから始める。本質を見抜き、自分なりの答えを出す力をつけよう!
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