セックスのお悩み改善レシピ⑥|女性のための「鶏手羽と大豆のトマト煮」
きちんと栄養を摂れば、セックスを阻む不調を改善できる。男女それぞれが抱えてしまう代表的な症状と、解決へと導くレシピを紹介。今回のお悩みは、女性の「フェロ・ナシコ」について。
取材・文/松岡真子 撮影/小川朋央 イラストレーション/村林タカノブ 監修・料理製作・スタイリング/河村玲子
初出『Tarzan』No.816・2021年8月5日発売
今回のお悩み「フェロ・ナシコ」
「年間を通して肌や髪の毛がカサカサしていて、トラブルが絶えない。容姿の衰えが進むたびに、ドキドキするお誘いは減っていった。そういえば、最後にデートしたのはいつだっけ? ツヤめく肌とヘアを手に入れて、もう一度、ロマンスに溺れたい!」
「フェロ・ナシコ」改善の食材は?
「美のホルモン」と称される、女性ホルモンのエストロゲン。肌や髪の新陳代謝を促して張りやツヤを保ち、バストの膨らみやくびれといった女性らしいカラダを作る。
この食材で強化!
「加齢によるエストロゲンの減少には、イソフラボン、リグナン、クメスタンのホルモン様物質で対抗しましょう。下記で紹介するレシピ『鶏手羽と大豆のトマト煮』の大豆、『豆乳プリンのマンゴー乗せ』の豆乳や、『玄米のライスサラダ』のアルファルファとフラックスシードのように、満遍なく織り交ぜると食べやすいです。
プルルン肌の礎であるコラーゲンはタンパク質とビタミンCで合成されます。鶏手羽×トマトは美肌の最強コンビ。ちなみにリコピンやエビのアスタキサンチン、野菜の抗酸化物質はツヤにも有効です」(管理栄養士・河村玲子さん)
「フェロ・ナシコ」の改善レシピ
①鶏手羽と大豆のトマト煮
②玄米のライスサラダ
③豆乳プリンのマンゴー乗せ
栄養ポイントはこちら!
- 鶏手羽:タンパク質、コラーゲン
- 大豆、豆乳:イソフラボン
- トマト缶:リコピン、ビタミンA、C
- パプリカなど野菜:抗酸化物質、ビタミンC、カロテノイド
- 玄米:ビタミンE、食物繊維
- アルファルファ:リグナン
- フラックスシード:クメスタン、イソフラボン
- その他野菜、レモン:ビタミンC
- エビ:アスタキサンチン
① 鶏手羽と大豆のトマト煮
「鶏手羽と大豆のトマト煮」の材料(1人分)
- 鶏手羽元…3~4本
- 茹で大豆…1/2パック(50g)
- 玉ネギ…1/4個
- パプリカ…1/4個
- [A]
- トマト缶…150g
- 中濃ソース…小さじ2
- トマトケチャップ…小さじ2
- コンソメ…小さじ1/2
- 塩・コショウ…各少々
- おろしニンニク…小さじ1/4
- 片栗粉…小さじ2
- オリーブオイル…大さじ1
- ローリエ(あれば)…1枚
- パセリ…お好みで
「鶏手羽と大豆のトマト煮」の作り方
- ビニール袋に鶏手羽元、塩、コショウ、おろしニンニクを入れて揉み込み、30分ほど置く。次いで片栗粉を入れて揉み込む。
- パプリカを三角に切る。玉ネギは薄切りにする。
- フライパンにオリーブオイルを入れて熱し、鶏手羽元を焼く。
- 3のフライパンに玉ネギを入れて半透明になるまで炒める。パプリカを入れてさっと炒め合わせる。
- 4のフライパンに、ローリエと水をフライパンの1.5cmの高さになるくらい入れて沸騰させる。
- 5に大豆と[A]を入れて全体を合わせたら、蓋をして煮込む。焦げ付かないよう、時々かき混ぜながら煮込み、塩・コショウで味を調える。
- 皿に盛り付け、パセリを添える。
② 玄米のライスサラダ
「玄米のライスサラダ」の材料(1人分)
- 玄米(炊いて冷めたもの)…100g
- 冷凍エビ…4~5尾
- キュウリ…1/4本
- パプリカ…1/8個
- 紫玉ネギ…1/8個
- アルファルファ…適量
- イタリアンパセリ…適量
- [A]
- レモン汁…小さじ1
- クミンパウダー…少々
- コンソメ…小さじ1/4
- 塩・コショウ…各少
- フラックスシード…少々
「玄米のライスサラダ」の作り方
- 冷凍エビは解凍して茹で、適度な大きさに切る。
- キュウリ、パプリカ、紫玉ネギをみじん切りにする。イタリアンパセリはちぎる。
- ボウルに[A]を合わせ入れ、よく混ぜる。玄米、1のエビ、2の野菜、アルファルファを入れてよく混ぜ合わせる。塩・コショウで味を調える。
- 器に盛り、フラックスシードをかける。
③ 豆乳プリンのマンゴー乗せ
「豆乳プリンのマンゴー乗せ」の材料(1人分)
- 調製豆乳…100mL
- アガー…1.5g
- 砂糖…小さじ1/2
- マンゴー(冷凍)…2片
「豆乳プリンのマンゴー乗せ」の作り方
- 小鍋にを入れて混ぜながら弱火で加熱する(吹きこぼれに注意)。
- 器に1を入れて冷やし、マンゴーを乗せる。
改善レシピの取り入れ方
当企画『セックスのお悩み改善レシピ』では男女別に陥りがちな性にまつわる症状を3つずつピックアップ。それらを食事から改善すべく、悩みに働きかけるレシピを管理栄養士・河村玲子さんに教えてもらった。
「食べたそばからギンギンに!というわけではなく、日々の献立に取り入れることで改善が見込める内容になっています」
性欲スイッチをオンにする食材は身近に溢れている。今回は自身の問題をこっそり解決するだけでなく、頭を抱えるパートナーに作るのも一考だ。もしくは二人でキッチンに立って、料理をするのもいい。刺激的な夜の幕開けにつながるから。