今回のお悩み「タチ・アマシ」
「ムラムラしていても、息子の反応はイマイチ。中途半端な勃起のせいか、ペニスはぷるんとした肉感でパートナーからも「今、入ってる?」と聞かれる始末。挙げ句の果てに“ナカオレ・アキラ”も顔を出し、オトコとしてのプライドはズタズタです」
「タチ・アマシ」改善の食材は?
タチがアマくなってしまった原因には、血流の滞りと性欲の源であるテストステロンの減少が考えられる。
陰茎には、細い糸のような血管が集合した海綿体が通る。平時は周囲の血管や筋肉は締まっている。女性を前にムラムラすると、体内で一酸化窒素が放出! 血管が緩み、勃起する。というわけで、血流の良さはイキのいい息子のために必須なのだ。
この食材で強化!
「血流アップにはアルギニン。牛乳と牛肉に含まれます。牛肉にはテストステロンの分泌を促す亜鉛も豊富。血管を拡張する硝酸塩があるルッコラに、強い血管を作って精子の質を上げるビタミンEを持つアーモンド。
リコピン(トマト)とセレン(ツナ)も良質な精子を生む。ブロッコリーが含むジインドリルメタンは男性ホルモンを活性化させます」(管理栄養士・河村玲子さん)
「タチ・アマシ」の改善レシピ
①赤身牛肉のタリアータ(野菜を添えて)
②ツナとブロッコリーのクリームスープ
③パン
栄養ポイントはこちら!
- 牛肉:亜鉛、アルギニン
- ルッコラ:硝酸塩
- ミニトマト:リコピン
- アーモンド:ビタミンE
- 亜麻仁油:オメガ3
- ツナ:セレン
- ブロッコリー:ジインドリルメタン(DIM)
- 牛乳:アルギニン
① 赤身牛肉のタリアータ(野菜を添えて)
「赤身牛肉のタリアータ」の材料(2人分)
- 牛もも肉ブロック…300g
- [A]
- 塩…小さじ1/2
- コショウ…少々
- おろしニンニク…小さじ1/2
- [B]
- バルサミコ酢…大さじ2
- 砂糖…小さじ1
- 塩・黒コショウ…各少々
- オリーブオイル…適量
- (付け合わせの野菜)ルッコラ、ミニトマト…適量
- スライスアーモンド…適量
- 粉チーズ…適量
- [C]
- レモン汁…小さじ1/2
- 亜麻仁油…小さじ1
- 塩・コショウ…各少々
「赤身牛肉のタリアータ」の作り方
- 牛肉は冷蔵庫から取り出し、[A]をまぶして30分ほど置く。
- フライパンにオリーブオイルを入れて熱し、牛肉を入れて好みの焼き加減になるように焼く。肉を取り出してアルミホイルで包み、10分ほど置く。
- 焼き汁の残った2のフライパンに、そのまま[B]を入れて加熱する。とろみがついたら塩・黒コショウで味を調える。
- ルッコラを[C]で和える。
- 皿にカットした2の牛肉に3のソースをかけ、ルッコラ、トマトと盛り付ける。ルッコラにはアーモンドと粉チーズをかける。
② ツナとブロッコリーのクリームスープ
「ツナとブロッコリーのクリームスープ」の材料(1人分)
- ツナ缶(チャンクタイプ)…1/2缶(70g)
- ブロッコリー…1/4個
- ニンニク…1/4片
- 牛乳…100mL
- オリーブオイル…小さじ1と1/2
- 水…150mL
- [A]
- 薄力粉…大さじ1/2
- 塩…少々
「ツナとブロッコリーのクリームスープ」の作り方
- ブロッコリーは芯の根元の硬い部分を落とし、みじん切りにする。ニンニクもみじん切りにする。
- 鍋にオリーブオイルとニンニクを入れて弱火にかけ、香りがしてきたら、ブロッコリーを加えて炒め合わせる。
- 2にツナ缶の汁を切ったものと[A]を加え、ツナを崩さないようにしながら炒める。
- 3に水を加えて煮立て、火を弱めて野菜に火が通るまで煮る。野菜に火が通ったら牛乳を加え、適度な濃さになるまで混ぜながら煮詰める。
改善レシピの取り入れ方
当企画『セックスのお悩み改善レシピ』では男女別に陥りがちな性にまつわる症状を3つずつピックアップ。それらを食事から改善すべく、悩みに働きかけるレシピを管理栄養士・河村玲子さんに教えてもらった。
「食べたそばからギンギンに!というわけではなく、日々の献立に取り入れることで改善が見込める内容になっています」
性欲スイッチをオンにする食材は身近に溢れている。今回は自身の問題をこっそり解決するだけでなく、頭を抱えるパートナーに作るのも一考だ。もしくは二人でキッチンに立って、料理をするのもいい。刺激的な夜の幕開けにつながるから。