ターザン的「餃子」のアレンジレシピ2選|夏の栄養食レシピ

夏の定番メニューをターザン的にアレンジしたレシピを紹介。栄養素をプラスして、舌だけでなくカラダも喜ぶ仕上がりに! 今回は、熱くってもなぜか食べたくなる「餃子」に、それぞれ銅(ミネラル)、ビタミンACEを加えた2皿。

取材・文/石飛カノ 撮影/小川朋央 料理製作・スタイリング・栄養監修/美才治真澄(管理栄養士)

初出『Tarzan』No.815・2021年7月21日発売

変わり種の具には根拠あり。恐れず包み、ワシワシ食せ。

① 餃子+銅

うっそ、餃子の具にイカ塩辛?しかもトマトだれ?と、もういちいち驚かないでほしい。イカは糖の代謝を調整する作用がある銅の宝庫。だから恐れずに餃子の皮で包もう。さらに抗酸化作用のあるビタミンCが体内で利用されるときに必要なのも銅。

だからビタミンC豊富なトマトのたれでいただくのだ。しかもこれ、クセになる大人味。

イカ塩辛とニラの餃子

「イカ塩辛とニラの餃子」の作り方。

【材料(1人分)】

  • 豚赤身挽き肉…120g
  • ニラ…60g
  • おろし生姜…小さじ1
  • イカ塩辛…大さじ2
  • 餃子の皮(大判)…10枚
  • ゴマ油…小さじ1

【作り方】

  1. ニラは5mm幅の小口切りにし、ラップで包み600Wの電子レンジで30秒ほど加熱して少ししんなりさせる。
  2. ボウルに挽き肉、おろし生姜、イカ塩辛を加えてよく練る。粘りが出たら①を加えてさらに混ぜる。
  3. 餃子の皮に8分の1量ずつ②を乗せ半分に折りたたんで包む。フライパンにゴマ油をひいて中火にかけ、餃子を並べて焼き色をつける。湯大さじ2を餃子の上から回しかけて蓋をし、水分が蒸発したら出来上がり。

「トマトだれ」の作り方。

【材料(1人分)】

  • トマト…1/2個
  • 酢…小さじ1
  • 塩…小さじ1/8
  • ゴマ油…小さじ1/2

【作り方】

トマトをざく切りして残りの材料と合わせる。

② 餃子+ビタミンACE

卵、チーズ、ニンジンにはビタミンA、オリーブとオリーブオイルにはビタミンEがこれでもかと含まれている。さらに、たれに盛大に投入されているパセリにはビタミンCが豊富。これにて強力な抗酸化ビタミン3兄弟、A・C・E、その名も「エース」の揃い踏み。

具だけではタンパク質がやや少なめなのでたれのヨーグルトで補充のこと。

炒り卵とニンジンの餃子

「炒り卵とニンジンの餃子」の作り方。

【材料(1人分)】

  • 卵…2個
  • プロセスチーズ…2片
  • オリーブ水煮…8粒
  • ニンジン…1/2本
  • ニンニク(みじん切り)…1/2片
  • 塩…小さじ1/4
  • オリーブオイル…小さじ1/2(スクランブルエッグ用)
  • 餃子の皮(大判)…10枚
  • オリーブオイル(餃子用)…小さじ1

【作り方】

  1. 卵は溶いて細かくちぎったプロセスチーズを加え、オリーブオイルをひいたフライパンでスクランブルエッグにする。
  2. オリーブは指でつぶして粗く砕き、ニンジンは細切りにして塩で揉む。
  3. ボウルに①、②、ニンニクを入れて混ぜる。餃子の皮に10分の1量ずつ乗せ半分に折りたたみ、さらに両端をくっつけて帽子形にする。
  4. フライパンにオリーブオイルをひいて中火にかけ、餃子を並べて焼き色をつける。湯大さじ2を餃子の上から回しかけて蓋をし、水分が蒸発したら出来上がり。

「パセリヨーグルトだれ」の作り方。

【材料(1人分)】

  • プレーンヨーグルト…大さじ4
  • パセリ(みじん切り)…大さじ2
  • ゆかり(赤紫蘇ふりかけ)…小さじ1/2

【作り方】

材料を混ぜ合わせる。