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レジェンド・三土手大介さんに聞いた、バーベルスクワット2つのコツ

三土手大介(みどて・だいすけ)/ノーリミッツ ウエイトトレーニングジム代表。1993年の全日本選手権優勝を皮切りに数々の偉業を成し遂げたパワーリフティング界のレジェンド。

「足裏密着」と「垂直動作」。

「もし、これから何か一つしかトレーニングをしてはダメと言われたら絶対にスクワットと答えます」

と話してくれたのは三土手大介さん。全日本選手権優勝20回4つの世界タイトル獲得などを成し遂げた、まさにパワーリフティング界のレジェンドだ。

そんな彼のスクワット生涯ベスト記録は435kg! バーベルプレートの重みでシャフトがしなってしまうほどの重量を持ち上げた、当時のことを振り返ってくれた。

「競技人生でナンバーワンの出来でしたね。後にも先にもあれ以上はない、すべてがバチッとハマッた。正直もう30kgはいけそうでした(笑)」

スクワット→ベンチプレス→デッドリフトの順で3種目を行うパワーリフティング。その中でも三土手さんにとってスクワットは一番思い入れのある種目とのこと。

「試合でも最初に行うスクワットで8割はエネルギーを使っていました。もちろん今でも毎週やっています! 基本的な立つという動作だからこそ、それができる状況が健康や生きるということに直結していく。これだけは一生続けていきたいですね」

今回、三土手さんがバーベルスクワットでより高重量を上げるためのキーワードを教えてくれた。

三土手さんが教えるバーベルスクワットのキーワード

足裏の密着

三土手大介さん

足裏を常に密着させ、床を踏みながらしゃがんで、立つ。「しゃがみ始め、切り返し、立ち上がりの際に密着が抜けやすいので特に注意。足裏がコントロールできると体幹部を柔らかく使えようになっていきます」。

垂直動作

垂直にバーベルを上げて下げる。「常に土踏まずの真上にシャフトが乗っている状態をキープしましょう。そうすることで、重量を筋肉だけでなく、骨格に乗せて持ち上げることができます」。

高みを目指すあなたにぜひ参考にしてほしい。そこに限界はない、まさにノーリミッツなのだ!

取材・文/増田淳希(本誌) 撮影/大嶋千尋

初出『Tarzan』No.812・2021年6月10日発売

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