4つのヨガで「肩と股関節」を柔らかくしよう!
肩こり、腰痛防止に。習慣化したい簡単ストレッチ。
プッシュアップに慣れたら、強度を上げてみよう!
お風呂タイムを活用してカロリー消費!
【女性向け】6種の簡単筋トレで脂肪燃焼!
ダイエッターにおすすめの焼き鳥10本。
椅子の上でテレビを見ながら脂肪燃焼!
ハイレベルな自体重トレで腹筋を割りに割る。
  • 公開:

高血糖を改めれば、健康になれますか?【イチから学ぶ血糖値③】

高くなっても痛くもかゆくもない血糖値。けれど放置すると、やがて体内は大変なことに。日本人に多い糖尿病の予防のためにも、正しく血糖値を知り、上げ過ぎない方法を知ろう。今回のギモンは、一度高血糖の指摘を受けてからの改善について。

高血糖を改めてもすぐに健康にはなれない。根気よく努力の継続を。

昔ははしご酒に続いて、〆にはとんこつラーメンも行ったもの。でも、三十路の声を聞くころ、社内定期健診で血糖値に指摘を受けた。でも、大丈夫! その後、酒量は減らしたし、運動習慣も確立し、体脂肪も血糖値も基準値に落ち着いたから。

などと妙な自信を持つ、やらかした後の人がいる。

「高血糖の時期を過ごした過去のある人は、まったくそうでなかった人とは、その後の条件が異なります」(かたやま内科クリニック院長・片山隆司先生)

これは禁煙と似たような話で、喫煙歴のある人が禁煙に踏み切った途端に、呼吸器疾患などのリスクが即座に減少するわけではない。

「高血糖がもたらしたカラダへのダメージもすぐには消えません。血糖値の管理は年単位で根気よく取り組まなければなりません」

また、健診では見つかりにくい血糖値スパイクが起きていた人は、常にうっすらと高血糖の人よりも、ダメージが大きいといわれている。

「詳しいことは未解明ながら、どうやら血糖値が上がっていく局面で、血管の内皮細胞をはじめ、カラダの各所で危険なことが起きているようです。血糖値の不安定な人は欠食を避けるなどの工夫も必要です」

取材・文/廣松正浩 イラストレーション/しりあがり寿 取材協力・監修/片山隆司(かたやま内科クリニック院長、日本糖尿病学会専門医、医学博士) 
参考文献/『名医が教える! 血糖値コントロール27の新常識!』(片山隆司監修/笠倉出版社)

初出『Tarzan』No.804・2021年2月10日発売

Share
Share