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ホームジムを充実させるギア&新サービス

オンラインにサブスクと、試してみたい新サービスやトレンドが続々登場! 4カテゴリー8つのギアやサービスを一挙紹介します。

① 省スペースギアを活用してスマートなホームジム作り。

取り入れたい器具はたくさんあるのに、自宅のスペースが足りない…そんな時は、省スペース設計の器具を検討しよう。

「例えばトレーニングに欠かせないベンチ一つにしても、折りたたみ式や縦型収納できるものなど、日本の住宅事情を考慮した省スペースのギアがたくさん出ています。初めに耐荷重の表記はチェックしていただきたいですが、こういう器具を揃えてみるのも一計」(トレーナーの白戸拓也さん)

日本のものづくりのこだわりが満載。

ここにご紹介するのは、そんな省スペースギアの一例だ。東京・大田区の町工場発の《KENSUI》は、突っ張り棒の原理を利用した懸垂マシンで、使用床面積はわずか18平方cm! 天井と床を突っ張るだけで設置可能な、手のひらに乗る懸垂マシンなのである。

日本の製造業を支えてきた大田区の町工場が作るメイド・イン・ジャパンだから、品質面も安心だ。

KENSUI
クラウドファンディングで目標額の1000%を達成した懸垂マシン。ワイドグリップ、ワイドパラレル、ナローグリップの3つのグリップでトレーニングができるすぐれもの。設置可能天井高は200〜250cm、5段階の高さ調節が可能だ。54,500円(税抜)、テディワークス

縦収納ベンチなら狭い部屋でもOK。

一方、Bowflexのインクラインベンチは縦型収納可能。使用時の約半分のスペースで収納できるコンパクト設計だ。

5.1ベンチ
−20度から90度まで6段階の角度調整ができるインクラインベンチ。レッグホールドは取り外しが可能で、トレーニングに合わせてカスタマイズできる。使用しない時は縦に収納できるから、自宅スペースもすっきり。5.1ベンチ(Bowflex)45,000円(税抜)、フィットネスショップ

これからますます充実していきそうな省スペースギアにご注目を。

② ビギナーにおすすめ! ホームジムのサブスク。

ホームジム需要の高まりを反映してのことだろうか、トレーニング用品のサブスクリプションサービスが始まっている。手頃な器具から大型のマシンまで定額でレンタルできるうえ、トレーニング内容に応じて気軽に交換できるのだから、これは利用するしかない。

憧れのマシンを月1万円以内で。

ジム・クラウド
自宅への導入をためらってしまう本格派のマシンも揃うのが〈ジム・クラウド〉の特徴だ。バタフライ、プッシュプレス、ラットプルなどの機能を備えた「マルチステーションジム」が月額9,200円でレンタルできる。バーベルシャフト、プレートのレンタルも可能。公式サイト

2020年7月にスタートした〈ジム・クラウド〉はマルチステーションといった高性能マシンからバイクなどの有酸素系マシンまで豊富に取り揃えており、トレーニング用の動画コンテンツも充実。オンラインでパーソナルトレーニングを受けることも可能だ(別料金)。

筋トレ基本セットが月額わずか数千円。

ジムゲート
月額4,980円のレンタルプランでは、2.5〜24kgまで15段階で調節できる「モーションズ」の可変ダンベルと折りたたみ式インクラインベンチ、トレーニングマットがセットになる。〈ジムゲート〉は、不要になった際も送料無料で返却できるのが嬉しい。公式サイト

ダンベルインクラインベンチマットに特化したサブスク・サービスを展開するのは〈ジムゲート〉。全5コースあり、最もリーズナブルな2,980円コースでは2〜17kgまで8段階で調節可能なダンベルが、高額な5,980円コースでは5〜40kgまで17段階で調節できるダンベルがセットになってくる。

こちらもコース変更はいつでも可能だから、トレーニング内容や自分の筋力レベルに合わせて利用してみたい。

③ 最先端のオンラインジムを今すぐ体感せよ!

一方、オンライン上のトレーニングも百花繚乱、さまざまなサービスが登場している。トレンドは、革新的なデバイスを使ってトレーニングを行うオンラインコンテンツだ。

SF感あふれるミラー型デバイス。

フィットネスミラー
タッチパネルで直感的に操作できる。インテリアにも自然に馴染むデザイン。床置き、壁掛けが可能。400本以上の基本コンテンツと140本以上のライブコンテンツ、アーカイブトレーニングを視聴できて本体145,000円(別途月額4,980円。24回分割プランあり)。公式サイト

見た目は姿見そのままの大型ディスプレイを使ったエクササイズサービスを展開するのが『フィットネスミラー』。このミラー型デバイスではエクササイズ動画をチェックしながら自分をモニターできる。35種類以上のエクササイズコンテンツを毎月144本以上配信、飽きずに続けることができそうだ。

EMSを駆使した自宅トレ。

シックスパッド ホームジム
7部位14か所に電極を搭載した《シックスパッド パワースーツ》と専用バイクのハイエンドモデル《ザ・バイクEX》、専用アプリの利用を合わせて月額14,380円〜。専用アプリではレッスン動画の再生をはじめ、トレーニングの記録・管理を一括して行える。公式サイト

EMSでおなじみの〈シックスパッド〉は、専用のEMSトレーニングスーツを着用して行うオンラインジムサービス『シックスパッド ホームジム』をスタート。EMSスーツを着用しながら専用アプリで配信されるトレーニングを行うことで、短時間で高効率の運動効果を実現する。

コンテンツは、このプログラム用に開発された専用バイクのための有酸素トレをはじめ自体重トレ、ボクササイズなど全6カテゴリー。未来派のトレーニングをいますぐお試しあれ。

④ 背中を部位別に鍛えられる、アタッチメントがアツい!

シーズンごとに新たなトレンドが生み出されているアメリカのフィットネス業界。そんななか、トレーニーのアツい視線を一身に集めるのが、ケーブルトレーニングを進化させる次世代アタッチメントなのだという。

「ひとつの器具で数多くのエクササイズが可能なケーブルマシンはホームジム向きといえます。なかでも近年は、〈MAGグリップ〉〈プライム〉といったブランドが次々とニッチなケーブルアタッチメントをリリース。プーリーの位置や角度だけでなく、アタッチメントを替えることで手の角度やグリップの微細な調整が可能となり、トレーニング深度が一気に深まります」(白戸拓也さん)

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アメリカで大人気、ブームを牽引する〈MAG〉。

MAG
中央/初めの一本にはこれ、「クローズグリップ ニュートラル」23,000円(税抜)。上/広背筋上部のトレーニングに、「ミディアムグリップニュートラル」25,000円(税抜)。下/僧帽筋下部に効く「クローズグリップ スピネート」23,000円(税抜)、以上MAGグリップ、フィットネスショップ公式サイト

痒いところに手が届く多彩なラインナップ、〈プライム〉。

プライム
楕円形のカムを任意の角度に調整してトレーニングを行う。上は、単体使用はもちろん、ロングバー、ショートバーなどと組み合わせて多彩なトレーニングを行える「ハンドル」40,000円(税抜)、下は約3.8cm間隔で幅を調整できる「ロングバー」28,000円(税抜)、以上プライム、フィットネスショップ公式サイト

20年以上の歳月をかけて開発されたグリップ形状で背面をダイレクトに刺激する〈MAG〉。初動から終動まで負荷抵抗のピークを変えられる「スマートストレングス」機能を開発するなど、イノベーションに定評のある〈プライム〉。トレーニング業界を牽引する先端のアタッチメント、さて、お好みはどちら?

取材・文/倉石綾子 取材協力/フィットネスショップ原宿店

初出『Tarzan』No.801・2020年12月17日発売

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