• 『ターザン』表紙モデルのカラダづくりに迫る
COLUMN
2021.01.13

『ターザン』表紙モデルのカラダづくりに迫る

同性でも惚れ惚れしてしまうほどの素晴らしき造形の筋肉を有する『ターザン』モデルたち。持って生まれた素地が違うんだから当たり前じゃん、などと思ってはいけない。こうした造形はやるべきことをきちんとやらねば、作り出すことも維持することも叶わないのだから。

『ターザン』表紙経験モデルたち
『ターザン』表紙経験モデル3名
(左)NABI/21歳。パキスタン人の父と日本人の母を持つハーフモデル。肥満気味の子ども時代を経てのこの体型。2020年『ターザン』でモデルデビュー。(中央)夏秋カミル/22歳。3歳から18歳まで続けていた水泳では全国大会の決勝に進出するほどの実力者。ポーランド人の父の血筋を受け継ぎ、すぐに筋肉がつきやすい体質。(右)葵揚/24歳。モデルだけでなく映画、テレビなどで俳優としても活躍中。水泳、バレエ、新体操、サッカーや野球など多彩なスポーツを嗜む。あと5kgの筋肉増を目論んでいる。

筋トレ無くして造形美無し。

どうです? この背中。この腹筋。同性でも惚れ惚れしてしまうほどの素晴らしき造形。

持って生まれた素地が違うモデルなんだから当たり前じゃん、などと思ってはいけない。こうした造形はやるべきことをきちんとやらねば、作り出すことも維持することも叶わないのだから。

もちろん、筋トレがマストであることは言うまでもない。

「トレーニングは週6。胸、腕、背中、腹と部位別に鍛えます。服を着たときに違和感がないように、肩は鍛えすぎ2週間に一度の頻度です」(NABI)

「週に3〜4回ジムに通ってます。胸の日、上腕二頭筋の日、肩と上腕三頭筋の日、背中の日と部位を4分割して鍛えてます」(葵)

NABI

ウム、そうでなくっちゃ『ターザン』の表紙は飾れまい。とはいえ、過去の遺産を維持しているレアなタイプも。

「モデルをやる前は水泳選手で毎日ジムにこもって筋トレしてました。10種類くらいの筋トレを4セットとか。1回ずつ効かせてるとレスラーみたいにムキムキになっちゃうので有酸素運動的なトレーニングで鍛えてました。10分間レストなしでずっと腹筋やり続けるみたいな感じで」(カミル)

もともと筋肉がつきやすい体質。当時つけた筋肉をベースに、現在はスケートボード、ヨガ、呼吸法などで体型維持を図っている。つけるべき時期に筋肉をつけておけば、後々年金のような恩恵にあずかれることもあるのだ。

食事制限しつつチートデイも取り入れる。

さらには食事。

「朝は野菜、昼はフルーツ。タンパク質は鶏のささみを毎日味付けを変えて摂ってます。絞るときは炭水化物は食べません」(カミル)

「主食はオートミールと鶏の胸肉。1日の摂取カロリーは1,600〜1,800キロカロリー。自分は太りやすい体質なので。子どもの頃はおデブちゃんだったんです」(NABI)

ストイックな食生活だが、何でも好きなものを食べていいチートデイも取り入れている。

「焼き肉食べ放題とか、甘党なので大福10個くらいペロリと食べることも。停滞していた代謝が戻るので翌日からまた食事制限すればカラダは維持できます」(NABI)

どうです? やることやっての、このカラダ!

葵揚

シャキッとした姿勢も魅せるカラダには重要。

肩の力が抜けて下がっているのが菱形体型に見せるポイントのひとつでもある。肩は下がっているだけでなく、前に巻き込まないことも大事な条件。つまり、シャキッとした姿勢をいつ何時でも保つことが黄金率ボディには不可欠だ。

「歩くときは猫背にならないよう気をつけてます。座ってるときもこうして胸張ってシャキッと。私生活の中で意外と筋肉は刺激できると思います」(カミル)

「クラシックバレエと新体操をやっていたので基本的に姿勢は気にしてますね。姿勢が悪くなると内臓の位置も変わっちゃうし、健康にもよくない」(葵)

「両親からずっと“姿勢をよくしなさい”と言われてクセがつきました。日々の生活でどれだけ意識できるかが大事だと思います」(NABI)

夏秋カミル

カラダの変化に見て見ぬふりをしない。

運動も食事も姿勢維持も、彼らの中では日常生活に組み込まれたルーティン。だからといって油断をすることなく、日々のセルフチェックは怠らない。

「毎日体重を量って鏡の前で体脂肪のチェックをしてます。数字と見た目のダブルチェック」(NABI)

「実は体重計は持ってないんです。数字じゃなくて見た目を大事にしたいので。パンイチで鏡の前に立って正面、横、後ろ、見られるところは全部チェックします」(カミル)

「僕の家にも体重計がありません。その代わり、シャワーを浴びた後、鏡の前でカラダをチェックします。それをやらないと感覚とカラダのズレが出てくる。女性が毎日メイクする前に肌の調子を見るように、全身を見ることってカラダ作りには欠かせないと思います」(葵)

自分のカラダの変化に気づくのは自分自身。最もよくないのは腹まわりの脂肪や顎の下のたるみなど都合の悪い事実を避け、見て見ぬふりをすること。

「運動を始めて“痩せた?”と言われるまでには時間がかかる。でも自分は気づいているはず。そういう変化を楽しめないとカラダ作りは続きません」(葵)

「腹筋が見えてきたり血管が浮き出てきたり、少しでもいいところが見つかったらそれを伸ばすという楽しみを見つけることが大事。顔は変えられないけどカラダは誰でも努力で変えられるので」(NABI)

黄金率ボディの種は己の意識の中にあり。育むべし!

取材・文/石飛カノ 撮影/ND CHOW スタイリスト/齋藤良介 ヘア&メイク/YOSHi.T

初出『Tarzan』No.801・2020年12月17日発売

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