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ピルを使えば、マラソン大会の日から生理を避けることはできますか?(40代女性)

読者から寄せられた質問に、『ターザン』推薦の専門家がズバリ回答! 生理とカラダのお悩みには、レディースクリニック『イーク表参道』の副院長を務める高尾美穂先生が向き合います。今回のお悩みは、大切な予定と生理日が被ってしまいそうなときの対処法について。

今回の質問

来月のマラソン大会と、生理日が重なりそうです。タイムを狙いたいのでできれば生理をずらしたいのですが、ピルで調整することはできるのでしょうか?  もし生理をずらした場合、後々カラダに負担がかかりますか?(40代女性)

A. ピルを活用して大会直前に生理が終わるようにしよう。

ピルで生理をずらすことはできます。本来自分の持っているパフォーマンスを発揮しやすいのは、生理直後。つまり、大切な試合の2〜3日前に生理が終わるように、コントロールすればいいのです。

1月に大会があるとしたら、12月の月経前からピルを飲み始め、大会10日前に飲むのをやめる。すると2〜3日後に生理が始まり、終わったタイミングで大会を迎えることになる。このように、大会から逆算をして生理をずらすのが最も理想的なテクニックです。

月経移動に使用するピルは、継続的に飲むピルよりも1.5〜2.5倍量のホルモンが入っているため、人によってはむくむ、胸が張る、体重が増える、気持ちが悪くなるという不調を感じることもあります。ただしこれらの症状が現れるのは全体の約10〜15%。さらに飲んでいる時だけの作用なので、後々のカラダへの負担はありません。

教えてくれた人
高尾美穂先生
高尾美穂(たかお・みほ)/ 女性のための総合ヘルスクリニック『イーク表参道』の副院長であり、産婦人科専門医・医学博士・婦人科スポーツドクター。文部科学省・国立スポーツ科学センターで女性アスリート育成・支援メンバーに選出されるなど、様々なアスリートの生活を支えている。2011年からは、株式会社ドームのアドバイザリードクターも努めている。

取材・文/黒澤祐美 イラストレーション/中島ミドリ

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