ハンドボール選手・宮崎大輔さんに聞いた、肩こり・腰痛克服法
肩、腰に特段負荷のかかるその道のプロたちは、どのようにその不安を克服しているのか。
取材・文/門上奈央 撮影/大内香織
初出『Tarzan』No.780・2020年1月23日発売
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患部以外のメンテも大切!
日本ハンドボール界を牽引する宮﨑選手。名誉の負傷は数知れず。
「競技でどうしても肩を酷使しますし、腰はヘルニア持ちなので、ケアは念入りに行っています」
肩をよく動かすため、血行不良による肩こりに悩んだことはないが、
「休日や運動量が少ない練習の日に“肩が重いな”と感じることはあります。肩の調子が悪い時は大抵肩甲骨も動きにくくなってるので、痛みのない範囲で肩甲骨まわりを動かします。血流を改善させることは肩にも絶対いいはずなので」
日頃の姿勢が一番大切。
実は、現在日体大に通う学生でもある宮﨑選手。学業に気合が入りすぎて新たな不調も!?
「テストの日なんてもう…肩がガチガチです(笑)。両肩を上げ下げして脱力するよう心がけてます」
一方、ヘルニアを患っている腰の変調にはとりわけ敏感だ。
「腰痛は日頃の姿勢が一番大切だと思います。疲労が溜まると筋肉が硬くなり腰に来る。僕の場合、特に臀筋群の張りを感じます」
よって臀部のストレッチは特に入念に行う。
「家では視界に入る位置にフォームローラーを置き、気づいた時にほぐします。特に硬い部分はラクロスボールでリリース。この硬さがちょうどいいんです」
毎日練習をし、オフの日もカラダを動かす。タフな日常は細やかなケアに支えられている。
「いつでも動ける状態を保ってたいので日々気づいた時にケアします。でも痛い時は無理しない。気持ちいい程度にやるのが一番!」