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Vol.2 座り仕事では何ともないのに新幹線に乗ると腰痛になります【超回復相談室】

他人とは共有できない極私的な悩み。でも、できれば現状を元のレベルに回復させたい。可能であればベターな状態までもっていきたい。その道の第一人者が多種多様なお悩みに答える「超回復相談室」をここに開設!

Q:座り仕事では何ともないのに新幹線に乗ると腰痛になります。(システムエンジニア・30代男性)

座り仕事で肩こり腰痛がひどいでしょうとお客さんからよく聞かれるのですが全然何ともありません。いわゆる“乗り鉄”で、たまの休みは朝から晩まで各駅停車の旅でローカル線などに乗り続けますが、それでも何ともないです。

ところが、帰りに新幹線や特急に乗った途端、柔らかいシートにカラダが合わず、たちまち腰痛が発症します。職場や各停の硬い席だと何時間でも大丈夫。私のカラダ、どうかしてますか?

A:脱いだ靴を逆向きにして床に置き、足を乗せる方法がおすすめです。

仕事と各駅停車が好きで、新幹線は嫌い。そういう心理からくる腰痛かもしれません。

でも実際、シートが柔らかいと座骨が立ちにくく、腰椎にストレスがかかります。もしあなたが小柄なタイプならなおさらです。身長の低い人が椅子に深く座ると足が床から浮いて、膝が下がり腰がだんだん前に出ます。それに伴って骨盤が後傾してしまいやすい。

対処法としては脱いだ靴を逆向きにして床に置き、足を乗せる方法がおすすめ。高くなった靴の踵部分に爪先が乗るので足首がロックされて腰が前に出にくくなります。(回答・パーソナルトレーナー坂詰真二さん)

答えてくれたひと
坂詰真二
坂詰真二(さかづめ・しんじ)/スポーツ&サイエンス代表。NSCA認定ストレングス&コンディショニング・スペシャリスト。同認定トレーナー。運動指導、指導者育成、メディア活動に尽力。

取材・文/石飛カノ イラストレーション/死後くん

(初出『Tarzan』No.774・2019年10月10日発売)

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