シンプル・イズ・ベスト。
自衛隊における体育・格闘指導者の育成、世界で活躍するアスリートの育成、自衛隊における体育・格闘に関する調査研究を目的に創設された自衛隊体育学校。そこで行われているトレーニングは、カラダが機能的であること、強くあることを目的としたものだ。
今回紹介するサーキットトレーニングは、極めてシンプル。何事も突き詰めていくと、シンプルなものに行き着くという見本かもしれない。だが、単純だと侮るなかれ。サーキットトレーニングは、上級者にとってもハードな内容だ。
1つの種目を5秒間全力で行い、10秒休んで、次の種目へ。まずは8種目×2周からスタート。余裕がある場合は、各種目のトレーニング時間を10秒、15秒と延ばしていこう。
シンプルな王道トレの継続。それこそが強さへの近道なのだ。
まずは8種目×2周からスタート。
1. スプリットジャンプ
2. バーピー
3. ツイスティングシットアップ
4. スプリット スクワットジャンプ
1/20
両足は前後に1歩分開いて立つ。両膝を曲げて腰を落とし、腕をやや後方に伸ばす。腕を振る力を利用して跳躍。腕は伸ばしたまま、頭上で手を叩く。
足の前後を入れ替えて着地し、腰を落として腕をやや後方に。リズミカルに繰り返す。
5. プッシュアップ
1/20
うつ伏せに。両手を肩幅より少し広く開いて床につき、肘を伸ばしてカラダを起こす。両足は腰幅に開く。
肘を曲げてゆっくりと胸を床に近づける。胸が床に十分近づいたら、肘を伸ばしてゆっくりと戻る。リズミカルに繰り返す。
6. レッグレイズ
1/20
仰向けに寝て、パートナーの両足首を持つ。両膝はなるべく伸ばし、両足をパートナーに持ってもらう(パートナーがいない場合、両腕はハの字に広げて床に)。
足を離してもらい、踵を床に近づける。元に戻る。リズミカルに繰り返す。
7. タックジャンプ
1/20
両足は腰幅に開いて立つ。両膝を少し曲げ、両手を軽く握って跳躍の準備。腕の振りを利用しながら跳躍。両膝をなるべく胸に近づける。膝を抱え込むように、小さくなったカラダを伸ばしながら着地。リズミカルに繰り返す。
8. バックエクステンション
1/20
うつ伏せに。両腕は前方に伸ばす。手のひらは開いて内側に向ける。両足は腰幅に開き、足首は伸ばす。
両手両足を持ち上げ、上体を反らす。手足を床に近づける。手足が床につく前に、再び上体を反らし手足を上に。リズミカルに繰り返す。
INFORMATION
全国の自衛隊員が行うカラダ作りのコツを集め、自衛隊体育学校の監修でプログラム化した『Tarzan特別編集自衛隊ダイエットBOOK』。このサーキットトレも掲載。900円。発売中。