- 公開:
DDTプロレス・竹下幸之介選手のシェービング歴は「中学生時代から」
「ヘッドロックを決めた際に相手に臭ったら悪いですから(笑)。脇剃りはマナーの一つ」
“2億万年に一人の逸材”と呼ばれるDDTプロレスの竹下幸之介選手曰く「ムダ毛のケアは、鍛えた筋肉を美しく見せるのに欠かせない儀式」なのです。
周りはドン引きでした(笑)。
「普段は週に1度、40分ほどかけて女性用カミソリで全身を剃ります。毛はもともと薄い方ですけど、カラダを魅せるのもプロレスラーの仕事ですから、産毛もきれいにしますよ。それだけでもライトに照らされたときの見栄えが変わってきます」
“2億万年に一人の逸材”と呼ばれるDDTプロレスの竹下幸之介選手24歳。187cm、99kgの肉体は隆々と筋肉を纏い、その表面は照明が反射せんばかりにツルッツルだ。
竹下選手のシェービング歴は陸上部で十種競技をやっていた中学生の頃に遡る。大会で風の抵抗を少しでも減らし、コンマ1秒を縮めるべく、カラダ中の毛を剃り始めた。

「さすがに中学生でそこまでしたのは自分くらいで、周りはドン引きでした(笑)。その後高校生でDDTに参加するようになり、大学ではボディビルも始めたのですが、ビルダーは毛を剃ることで筋肉のカットを綺麗に見せるのが常識。筋トレとシェービングはセットなんです」
しかしレスラーは必ずしも剃るのが当たり前なわけじゃない、と言う。確かにひと昔前に一世を風靡した武藤敬司選手など、豊かな体毛を見せていたレスラーは少なくない。

「マメに処理する人と無頓着な人に分かれますし、サロンで処理している選手も多いですけど、僕はトレーニングもシェービングも、自分に合ったやり方を考えるのが楽しいんです。これから筋肉をもっとつけて、誰もが驚くようなカラダにしたいですね。ついでに肌も今以上にピカピカに磨き上げたいです!」
竹下選手愛用のシェービング道具

肌に優しい女性用カミソリを使い、ヘアトリートメントがシェービング剤代わり。「トリートメントを使うと仕上がりがサラサラします。アフターケアはニベアのスキンミルクやサボンのボディオイルです」。

取材・文/黒田創 撮影/小川朋央(松田さん)、角戸菜摘(商品)
(初出『Tarzan』No.768・2019年7月11日発売)