ランチ後は眠くなりがち。たとえ睡眠不足でなくても、活動と休息の切り替えを担っている体内時計の働きで、午後1〜2時前後は眠気が高まりやすいようになっているのだ。
この眠気を吹き飛ばすために活用したいのは、動的ストレッチ。おなじみの静的ストレッチだと、自律神経のうちでも副交感神経が優位になってリラックスするから、余計眠くなる。
筋肉をダイナミックに動かす動的ストレッチなら、自律神経のうちでも交感神経が働きやすく、興奮を促して眠気を消し去る。
刺激を高めるために立ち上がり、立位でカラダの大黒柱の背骨を3Dで動かして、交感神経を目覚めさせよ。
1. 背骨の側屈(左右交互に各20回)
両足を腰幅に開いて立つ。右腕を床と垂直にまっすぐ上げ、手のひらを天井に向ける。左腕を肩の真下で下げ、手のひらを床に向ける。
右手で天井、左手で床を押すイメージで、左の床を向きながら上体を左側へ倒す。左右交互にリズミカルに行う。
2. 背骨の屈伸(20回)
両足を腰幅に開いて立つ。力を抜いて背中を丸めて前傾し、両腕を下げて両手をクロスさせる。
上体を起こし、両腕を床と平行にまっすぐ前に伸ばし、手のひらを下に向ける。肘を曲げ、肩甲骨を寄せて胸を開き、手のひらを正面に向けて指先を天井に向ける。
両肘を床に向かって引き下げ、鎖骨を天井に向けるように胸を広げ、顔を天井に向ける。リズミカルに反復。
3. 背骨の屈伸&股関節の屈伸(左右各20回)
両足を腰幅に開いて立ち、右足を半歩前に出して爪先を上げる。左膝を曲げ、股関節から上体を床と平行に倒す。
両腕を床と平行に後ろに伸ばし、手のひらを天井に向ける。両腕を後ろから前に回し、上体を垂直に起こす。右足の爪先を床に下ろし、左足は爪先立ち。
指先を天井に向けるように両腕を床と垂直に上げ、左足でさらに爪先立ちになり、顔を天井に向けて上体を反らす。左右を変えて同様にリズミカルに行う。
4. 背骨の側屈(左右交互に各20回)
両足を肩幅の2倍程度に開いて立ち、膝を曲げてお尻を後ろに引き、中腰のスクワットポジションを取る。
両腕を肩のラインで横に伸ばし、手のひらを正面に向ける。背すじを伸ばし、胸を張る。ヘソから下を固定し、右手の指を天井に向けるように上体を左側へ倒して顔を天井に向ける。
左手の指先を床に向けるように、右腕と一直線に伸ばす。左右交互にリズミカルに行う。