現役アスリートとトレーナーが品評! 厳選ストレッチギア5
ギアを使えば、ストレッチの幅が広がる。日々ストレッチに励む3人の言葉をヒントに、ベストギアを見つけよう! フレックスクッション、フォームローラーといった5つのギアをレビュー。
取材・文/神津文人 撮影/角戸菜摘
(初出『Tarzan』No.765・2019年5月23日発売)
目次
品評してくれたのはこの人たち
トライアスリート・大谷遼太郎さん
クライマー・小武芽生さん
トレーナー・菅原順二さん
1. フレックスクッション〜骨盤を立てた正しい姿勢がとりやすい
菅原 臀筋、内転筋、ハムストリングスなど股関節周辺の筋肉が硬い人は、床で開脚ストレッチをすると骨盤が後ろに倒れてしまうけど、これに座ると自然と正しいポジションがとれますね。
大谷 僕は開脚ストレッチが苦手なんですが、床でやるよりも明らかに伸ばしやすいです。実業団時代の先輩が愛用していたのを思い出しました!
小武 クライミングジムにも置いてあるところありますよ! 臀部や腸腰筋のストレッチをするときも、これがあるとバランスがとりやすくて、ストレッチする部分に集中しやすいですね。
菅原 リラックスしてストレッチができるから、硬い人にはかなりオススメ!
2. マスターストレッチ〜足底からの連動で柔軟性だけでなくバランス能力も向上
大谷 その場で足踏みをするだけでも、足首の可動域が広がりそうな感じがしますね。バランストレーニングにもよさそうですが、椅子とかテーブルに摑まりながらやった方がいいのかも。
小武 踵に体重を乗せるとふくらはぎの筋肉やハムストリングスがかなり伸びますね。これを使っていたらクライミングのときに足首をもっとうまく使えるようになる気もしました。
菅原 僕のスタジオにもマスターストレッチのシューズを置いていて、指導もしています。カラダの土台にあたる足底からカラダ全体にアプローチして、柔らかさだけじゃなく、バランス能力や、筋力も鍛えられるものなんです。
3. フォームローラー〜練習後に欠かせないアスリートの必需品
小武 フォームローラーは、普段からよく使っています。真ん中が空洞になっているタイプは、クライマーの間でも人気です。遠征に持っていくときに、場所を取らないんですよ。中にTシャツとかを入れられるんで(笑)。
大谷 僕もフォームローラーは家にあります。穴の開いたタイプはバッグにぶら下げる人もいますよね。持ち運びしやすいのは嬉しいポイントです。
菅原 凹凸の部分が硬すぎないし、形もいいですね。狙いたい部位をピンポイントで狙える印象でした。
小武 これさえあれば、脚も腕も背中もほぐせるので、とても便利です!
大谷 見た目もオシャレな感じ!
4. プロバンド〜ストレッチにも筋トレにも活用できる
菅原 平面タイプのチューブは扱いやすいですよね。肩甲骨周辺のストレッチに使えるのはもちろん、トレーニングにも利用できるんで、1つ持っていると便利だと思います。旅行や出張なんかにも持っていきやすいですし。
大谷 肩甲骨まわりをうまく使うのって、泳ぐのに大事なんで、可動域を出したり、深層の筋肉を刺激するのに、チューブをよく活用しています。ウォーミングアップのときに、肩甲骨まわりに油を差すようなイメージでも使います。
小武 私も肩甲骨まわりの動きを良くするために、チューブやバンドを使います。下半身のストレッチのときに負荷を調節しやすいのもいいですね。
5. パワーウェーブボール〜絶妙な微振動でカラダが緩む! 疲れが抜ける!
小武 試した中で一番良かったかも! 振動が絶妙だし、肩、背中、ふくらはぎ、足裏と、どこでも気持ちよくフィットします。コンパクトなのもいいし、持って帰りたいぐらいです(笑)。
大谷 振動でほぐすタイプのギアはいくつか使ったことがあるんですけど、それらと比べても、これはすごくいいです! 形状と振動がよく考えられたものなんでしょうね。気持ちいい!
菅原 自分でストレッチするのが面倒という人もこれならできる(笑)。まずはここからスタートして、自分のカラダが緩んだ状態の気持ちよさを覚えてほしい。そうすれば、ストレッチの大切さがわかってもらえるはず。
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