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適量とカロリーを頭に入れておけば、コンビニおやつもダメじゃない

やる気もあるし頑張っちゃいるけれど、口寂しくて正直シンドい…というあなたも、自分を「意気地なし!」と責める必要はない。だってそれが正常な反応だから。間食を制する者は減量を制す! ピンチを救うお助け食品や、心の潤いになる低カロリー簡単メニューを上手に活用しよう。

おやつの目安は「100キロカロリー」

ダイエットレシピに挑戦しようと思い立った背景には、1日2,500キロカロリー、いやひょっとして3,000キロカロリー近い食事を摂っていた可能性がある。工夫を凝らした500キロカロリーレシピをもってしても、以前からの食事をガクンと減らして、全然へっちゃらなんてことはまずありえないのだ。

なので、シンドい気持ちを少しでも感じたら、迷わず間食を取り入れるべし。

日中であれば基本的に100キロカロリー分のおやつや分食を自分に許してよし。ひもじくて眠れないときは低エネルギーのお助け食材を使った夜食を口にしていい。夕飯の主食を抜けば適量のアルコール&つまみをプラスしてOKだ。

たった100キロカロリー?と思うなかれ。3食以外のタイミングで口にするその100キロカロリーが、空腹によるドカ食いを防ぐセーフティネットになる。

コンビニおやつ、賢く摂るには?

90gのレギュラーサイズはごはん1.8杯分のエネルギーに相当するスナック菓子も、小袋タイプなら適量でやめられるから安心。クッキーなら、ノンシュガーでもサクサク食感とほんのりとした甘みで十分満足できる。こちらも小袋タイプを狙おう。

チョコレートを口にするなら、脳の鎮静効果を促すGABA入りか糖質少なめのハイカカオの二者択一で。口寂しくなったときは歯応えのあるジャパニーズクッキー。どうせならカプサイシン入り柿の種で代謝アップを狙おう。

ドライフルーツは少量でも高カロリー。いずれかひとつを選び、集中力が途切れそうになったときのカンフル剤として利用。

小腹が空いたときの強力助っ人は、甘栗とスイートポテト。炭水化物による栗のほっこりした食感は、9粒でも食べ応え十二分。ズシッとした重量感とサツマイモ特有の甘みは、昼間のおやつの中でも最強。どちらも、お腹だけでなくココロの支えになってくれる。

これからは好きなアイテムをチョイスしておいて、自分がヤバくなりそうなタイミングで導入してほしい。まずは昼間のおやつ。脂肪合成されにくい午後4時までは市販の甘いものもタブーじゃない。

取材・文/石飛カノ 撮影/小川朋央 監修・料理・スタイリング/美才治真澄(管理栄養士)

(初出『Tarzan』No.758・2019年2月7日発売)

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