「蒸留酒は太りにくいからハイボールなら飲んでもOK」はダイエットの敵!
蒸留酒にはアルコール分以外の成分は含まれていない、といわれているけれど…。果たしてハイボールは、ダイエットの味方なのでしょうか。
取材・文/井上健二 取材協力/森 拓郎(ボディワーカー、トレーニングジムrinato代表)
(初出『Tarzan』No.736・2018年2月22日発売)
左党が減量中に禁酒するとストレス発散の機会が減るから、適量飲むのは構わない。その際はビールや日本酒のような醸造酒ではなく、焼酎やウイスキーのような蒸留酒にすべしとされる。
醸造酒にはアルコール分以外にも原料に由来する糖質が含まれるが、蒸留酒にはアルコール分以外の成分は含まれていないからである。
とはいえ、アルコールは1gあたり7キロカロリーで、1gあたり4キロカロリーの糖質より高カロリー。蒸留酒はアルコール度数が高い分、カロリー摂取も増える。
「醸造酒も蒸留酒もアルコールは肝臓で解毒されるため、それだけエネルギー代謝が滞り、肝臓などに脂質が溜まりやすくなります」(ボディワーカーでトレーニングジムrinato代表の森拓郎さん)
やはり飲みすぎはいけない。アルコール度数の高い焼酎を果実ジュースで割ったり、ウイスキーを甘い炭酸水やジンジャーエールで割ったりすると、蒸留酒でも余分な糖質の摂取につながってしまって最悪。
教えてくれた人
森拓郎さん(もり・たくろう)/パーソナルジム〈rinato〉のオーナー兼トレーナー。トレーナーながら運動至上主義から距離を置き、食事の重要性を強調。運動嫌いでも理想のカラダを最小限の努力で作るメソッドを提供する。
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