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ディスクドッグの競技会で行われるフリースタイルの演技の中には、人と犬によるさまざまなトリックがちりばめられている。ジャンプで脚を跳び越えさせるオーバー。脚や胸、背中を踏み台にしてジャンプさせるライド。人と犬が向き合って犬の頭上に投げたディスクを、犬がカラダをひねりながらジャンプしてキャッチするフリップ。このあたりが基本となる。
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スロー&キャッチができるようになったらチャレンジしてみたいが、決して焦らないこと。
「たとえ失敗してもガッカリしたり、犬を怒ったりしないことが大切です。ディスクドッグは犬と一緒に楽しんで、共に成長していくものです」とは、NDAのコミッショナーでインストラクターの大塚裕さん。
何か失敗があったら犬ではなく自分の責任と思う。あくまで遊びであることをお忘れなく!
目次
座った姿勢で片脚を伸ばし、そこを跳び越えさえてディスクをキャッチさせるオーバーの初歩的なテクニック。犬が脚を跳び越えるタイミングでうまく目の前でディスクを離す。初めのうちはリードで誘導してもいい。
座った姿勢で伸ばした脚を跳び越えられるようになったら、立った姿勢でのオーバーへ移行。犬がくわえやすい高さにうまくトスするのがポイント。片脚立ちで行うトリックなので、飼い主のバランス能力が求められる。
人のカラダの一部を踏み台にしてジャンプ&キャッチさせるライド。太腿を踏み台にするのが一番挑戦しやすい。飼い主には犬を支える下半身の筋力が必要。ベンチなどに腰掛けて太腿の上に跳び乗る練習から始めてみよう。
両脚の間を犬にスルーさせて、投げたディスクを追わせるトリック。掛け声とディスクの動きでうまく誘導する。初めは投げずにスルーだけ、繰り返し練習するとよい。飼い主はディスクのスローもうまくなる必要がある。
人と犬が向き合った姿勢から犬の頭上にディスクをトス。犬がカラダをひねりながらディスクをキャッチするのが、フリップというトリック。ひねりの動きは犬の日常動作にないので上級者向き。トスのタイミングも難しい。