こまめにほぐすが肝心! 肩こり解消ストレッチ|のびのび〜ストレッチ vol.13
寒くなるこれからの時期は、こまめに肩周りを動かして、肩こり予防のために血行を促進してあげたい。「のびのび〜ストレッチ」第13回は、「肩こり解消」のストレッチ。最初の2種目は坐りながら実践できるので、会社のデスクでも試してみよう!
取材・文/黒澤祐美 撮影/小川朋央 ヘアメイク/村田真弓 スタイリスト/高島聖子 監修/坂詰真二
ご存知のとおり、肩こりの主な原因は姿勢不良にある。
本来分散されるはずの力が首・肩まわりに集中したり、血流が滞ることで疲労物質が溜まりやすくなるためだ。時折意識して姿勢を正すも、無意識のうちに元どおり。猫背でパソコンを叩いていることも。
でも実はこの“意識”がとても重要。気づいた時に姿勢を正し、一箇所に集中した力を分散させること。ストレッチをして血流を促すこと。これが大事。
理想は1時間に1度。こまめにできればなおよい。寒くなるこれからの時期は、さらに筋肉が収縮し固まりやすいので、定期的に取り入れよう。
1.シュラッグ
(1)椅子に深く座って足を肩幅に開き、両手を腿の前におく。
(2)両肩を耳に近づけるようにゆっくり上げ、ゆっくりと元に戻る。僧帽筋の上・中部の緊張をとろう。これを10回繰り返す。1〜3セット。
2.ショルダー・ドロップ
(1)椅子の右端に座り、左手で椅子の側面を持つ。
(2)椅子の左の側面を持ったまま、頭を右に倒し、上体をやや右に傾けて左肩を落とす。左の首〜肩が気持ちよく伸びているのを感じながら10秒。逆も。これを1〜3セット。
3.ニー・ハングオーバー
(1)左膝を立てて床に座り、軽く曲げた右膝の下に左足をかける。両手で左脚の膝を持つ。
(2)肘を伸ばし、顎を引きながら、自分の膝にぶら下がるように上体を後ろに倒していく。両脚は床から浮いても良い。肩甲骨周囲が気持ちよく伸びているところで10秒キープ。力を抜いてできるだけ肩を前方に出そう。左右1〜3セット。