走ることが疲労回復につながる理由と気をつけるべきこと。
「最低限これだけは!」という自宅トレ2種目。
突然のギックリ腰。どう対処する?
低コスト・高タンパクな自炊の下ごしらえ法。
はじめてのジムトレに。60分でできるマシン+有酸素運動。
細マッチョになりたいない、短距離ラン!
簡単体操で「正しい座り姿勢」に!
お風呂タイムを活用してカロリー消費!
  • 公開:

結果が出るものだけ!プロの愛用デジタルデバイス&活用術

岡田隆(体育学者、ボディビルダー) 河村玲子(管理栄養士、パーソナルトレーナー) 神戸貴宏(健康経営トレーナー) 木村祐介(パーソナルフェイストレーナー、身体調律家) 京乃ともみ(ヨガインストラクター) 齊藤邦秀(ウェルネストレーナー) ジュニア・オリヴェイラ(パーソナルトレーナー、フィットネスモデル) 白戸拓也(フィットネストレーナー) 高橋史江(パーソナルトレーナー) tsuki (ヨガインストラクター) 藤本陽平(パーソナルトレーナー) 牧野仁(マラソン完走請負人、ランニングトレーナー) 松下▽ (タレント、パーソナルトレーナー) 安井友梨(ビキニアスリート) 吉見明浩(パーソナルトレーナー)デジタルデバイス活用術

いまや食事やカラダの管理もデジタルデバイスで行うのが当たり前の時代。トレーナーやモデルなど、『ターザン』でもおなじみのカラダ作りのプロはどう使っているのか? 15人のアンケート結果と彼らに人気のアプリ&デバイスを紹介!

アンケートにご協力いただいた15人のプロたち(五十音順)
  • 岡田隆(体育学者、ボディビルダー)
  • 河村玲子(管理栄養士、パーソナルトレーナー)
  • 神戸貴宏(健康経営トレーナー)
  • 木村祐介(パーソナルフェイストレーナー、身体調律家)
  • 京乃ともみ(ヨガインストラクター)
  • 齊藤邦秀(ウェルネストレーナー)
  • ジュニア・オリヴェイラ(パーソナルトレーナー、フィットネスモデル)
  • 白戸拓也(フィットネストレーナー)
  • 高橋史江(パーソナルトレーナー)
  • tsuki (ヨガインストラクター)
  • 藤本陽平(パーソナルトレーナー)
  • 牧野仁(マラソン完走請負人、ランニングトレーナー)
  • 松下▽ (タレント、パーソナルトレーナー)
  • 安井友梨(ビキニアスリート)
  • 吉見明浩(パーソナルトレーナー)

どんなデバイス(デジタルツール)で食事管理をしている?

日進月歩のアプリにユーザー多し。他デバイスとの複数使いも

どんなデバイス(デジタルツール)で食事管理をしている? 岡田隆(体育学者、ボディビルダー) 河村玲子(管理栄養士、パーソナルトレーナー) 神戸貴宏(健康経営トレーナー) 木村祐介(パーソナルフェイストレーナー、身体調律家) 京乃ともみ(ヨガインストラクター) 齊藤邦秀(ウェルネストレーナー) ジュニア・オリヴェイラ(パーソナルトレーナー、フィットネスモデル) 白戸拓也(フィットネストレーナー) 高橋史江(パーソナルトレーナー) tsuki (ヨガインストラクター) 藤本陽平(パーソナルトレーナー) 牧野仁(マラソン完走請負人、ランニングトレーナー) 松下▽ (タレント、パーソナルトレーナー) 安井友梨(ビキニアスリート) 吉見明浩(パーソナルトレーナー)デジタルデバイス活用術

食事管理アプリはもとより、食事管理ができるフィットネス系アプリも続々とリリースされている昨今。常にカラダ作りを意識しているプロたちの約7割はスマホアプリを日常的に使っている

また、スマートウォッチと連携させて使用しているとの回答も複数。常に最新のテクノロジーに触れることは彼らにとって必要なことのひとつと言えそうだ。

「昔なら到底不可能だったことが、技術の進化によりデバイスやアプリでできるようになるのをワクワクしながら見ています」(白戸さん)

食事面で特にチェックする(気にする)のはどの項目?

カロリーに加え、脂質や糖質もチェックするのがプロの証し

食事面で特にチェックする(気にする)のはどの項目? 岡田隆(体育学者、ボディビルダー) 河村玲子(管理栄養士、パーソナルトレーナー) 神戸貴宏(健康経営トレーナー) 木村祐介(パーソナルフェイストレーナー、身体調律家) 京乃ともみ(ヨガインストラクター) 齊藤邦秀(ウェルネストレーナー) ジュニア・オリヴェイラ(パーソナルトレーナー、フィットネスモデル) 白戸拓也(フィットネストレーナー) 高橋史江(パーソナルトレーナー) tsuki (ヨガインストラクター) 藤本陽平(パーソナルトレーナー) 牧野仁(マラソン完走請負人、ランニングトレーナー) 松下▽ (タレント、パーソナルトレーナー) 安井友梨(ビキニアスリート) 吉見明浩(パーソナルトレーナー)デジタルデバイス活用術

プロにとって、食事内容やカロリーおよび脂質摂取量の把握はやはり大事なポイントである。毎日の習慣として行うことだけに、より簡単に記録できるものを求めるのはごく自然な流れで、下で紹介する愛用しているアプリやデバイスもそうした傾向が強くなっている。

言うまでもなく、食事データのレコーディングは簡単だからこそ長期間続けられるわけで、彼らがどんなアプリ&デバイスを選んでいるかは気になるところだ。

「使いやすく、細かい食事内容まで把握できると本当に楽ですよ」(吉見さん)

デジタルツールを使う目的は?

最も多いのが体重コントロール。続けて肉体改造、栄養管理の順

デジタルツールを使う目的は? 岡田隆(体育学者、ボディビルダー) 河村玲子(管理栄養士、パーソナルトレーナー) 神戸貴宏(健康経営トレーナー) 木村祐介(パーソナルフェイストレーナー、身体調律家) 京乃ともみ(ヨガインストラクター) 齊藤邦秀(ウェルネストレーナー) ジュニア・オリヴェイラ(パーソナルトレーナー、フィットネスモデル) 白戸拓也(フィットネストレーナー) 高橋史江(パーソナルトレーナー) tsuki (ヨガインストラクター) 藤本陽平(パーソナルトレーナー) 牧野仁(マラソン完走請負人、ランニングトレーナー) 松下▽ (タレント、パーソナルトレーナー) 安井友梨(ビキニアスリート) 吉見明浩(パーソナルトレーナー)デジタルデバイス活用術

「レコーディングおよび、その時々に合った食事ができているかの確認、食事と睡眠の関係も見ます」(齊藤さん)

「ボディメイクのためにPFCバランスを計算」(高橋さん)

「カロリー消費量と食事量による体重や体型変化の関係を知るため。カロリー消費が多い日が何日続くと、体型がどう変化するかなどもチェック」(河村さん)

トレーニング量と体重の推移を確認し、食事内容を管理します」(牧野さん)

消費および摂取カロリーのバランスを見つつ健康管理や体型維持に役立てています」(tsukiさん)

デジタルツールを使ったことでどんな変化が起きた?

スムーズに減量に繫がったとの声多し。さらには筋力アップも

デジタルツールを使ったことでどんな変化が起きた? 岡田隆(体育学者、ボディビルダー) 河村玲子(管理栄養士、パーソナルトレーナー) 神戸貴宏(健康経営トレーナー) 木村祐介(パーソナルフェイストレーナー、身体調律家) 京乃ともみ(ヨガインストラクター) 齊藤邦秀(ウェルネストレーナー) ジュニア・オリヴェイラ(パーソナルトレーナー、フィットネスモデル) 白戸拓也(フィットネストレーナー) 高橋史江(パーソナルトレーナー) tsuki (ヨガインストラクター) 藤本陽平(パーソナルトレーナー) 牧野仁(マラソン完走請負人、ランニングトレーナー) 松下▽ (タレント、パーソナルトレーナー) 安井友梨(ビキニアスリート) 吉見明浩(パーソナルトレーナー)デジタルデバイス活用術

栄養面への意識がモチベートされたり、自分に必要なカロリー数が把握できるようになりました」(京乃さん)

「状況に見合った臨機応変な食事ができるようになりました」(齊藤さん)

「ボディメイクや筋量のアップに役立ってます」(白戸さん)

「一日の食事バランスを自分で計算できるようになり、外食する場合も、PFCバランスを心掛けられるようになりました」(高橋さん)

「体重を絞る時期でも、急に減らし過ぎてパフォーマンスが落ちないよう気を付けられるようになりました」(牧野さん)

こんなデジタルデバイスやアプリ、機能があればと思うものは?

血糖値をモニターできる機能。(齊藤さん)

例えば食事の前に、お皿の料理にカメラをかざすだけでPFCバランスやそれぞれのグラム数が表示されるアプリがあれば、とても便利だと思います。(松下▽さん)

Googleグラスのようなデバイスで「見るだけ」でPFCやビタミン・ミネラルの含有量や必要残量を算出してくれて推薦レシピを提案してくれる機能があれば素人さんにもいいと思います。(神戸さん)

スマートウォッチのように身につけなくても生体情報がわかるデバイス。(藤本さん)

誰もがトイレに1日数回行きますので、トイレと連携して自分から出るものを細かく調べられるようになればいいですね。病気の早期発見はもちろんですが、ビタミン不足もその時々で調整できて楽しそうです。(ジュニアさん)

お腹が空くタイミングをパーソナライズ化して教えてほしい。今朝このタイミングでこの量食べたからあなたの次にお腹が空いて食べるべきベストタイミングはここです、とか。(木村さん)

デバイスの意外な使い方を教えて!

スマホ以外にApple Watchにも『あすけん』アプリをインストールしておくと、手元の操作でより簡単に食事内容が入力でき、食事のタイミングごとに摂取カロリーや目標までの残りのカロリーをこまめにチェックできます。アクティビティデータは手軽にスマートウォッチで取得するのがベストな管理法です!(tsukiさん)

デバイス連携で、食事、運動、活動量、睡眠など総合的にトラッキング。食事が運動効果を大きく左右するのはもちろんですが、睡眠への影響なども見られるとトータルにヘルスケアに取り組めます。(白戸さん)

最初は個人的に使う目的でしたが、次第にクライアントさんも使うようになり、データについてやりとりするようになりました。(ジュニアさん)

プロが愛用のアプリ&デバイスから特に高評価の5種類をチェック!

ここではカラダ作りのプロが普段使いし、結果に繫げているアプリやデバイスを紹介。使いやすさや機能性など、プロの評価点をもとに皆さんも使ってみてはいかがだろうか。

① あすけん

簡単記録&アドバイスがうれしい無料アプリ

ダイエット系アプリダウンロード数で上位を誇る、ダイエットや筋トレに必要な食事記録カロリー計算体重管理運動記録などがまとめてできるアプリ。バーコードや写真を撮るだけで簡単に食事の記録ができ、その分析結果からAI栄養士が適切にアドバイス。無理なく健康的なダイエットをサポートしてくれる。

AppStoreGooglePlay(ともに無料)

登録品目が多くて使いやすいです!(by 高橋史江さん)

あすけん  簡単記録 アドバイス 無料アプリ デジタルデバイス活用術 高橋史江さん 京乃ともみさん

食卓を撮ればこの通り。あらゆる食事のカロリー数がひと目でわかる便利機能。品目ごとの選択肢も豊富でリアルな数値が把握できる。

アバターで体型変化をよりリアルに実感!(by 編集部)

デジタルデバイス活用術

プレミアムサービス(月480円~)に加入すると全身写真を撮るだけで胸囲、ウェスト、ヒップなどのサイズ測定ができ、3Dアバターで表示。

アドバイスが本当にわかりやすいです(by 京乃ともみさん)

デジタルデバイス活用術

毎日の食事記録をAI栄養士が分析。評価とアドバイスをもらえる。ダイエットへのモチベーションを高めたり、食事内容の改善に繫げられる。

② My Fitness Pal

膨大なデータベースで食事を細かく管理できる

食事記録から食習慣や食べ方を把握、健康的な食事をアドバイス。アクティビティの記録によりカラダ作りの意欲も高められる。無料プランは食事記録のみ、プレミアムプラン(年6,000円)は主要栄養素の目標設定&達成度の把握、フィットネス指導&栄養プランニング、栄養分析なども。他の50種類以上のアプリと連携可

AppStoreGooglePlay

外食や間食のカロリー計算も簡単ですよ!(by 吉見明浩さん)

My Fitness Pal 吉見明浩さん デジタルデバイス活用術

フードデータは1100万件以上。仮に「塩ラーメン」と入力するとインスタント麺やチェーン店、コンビニなど幅広いバージョンが表示される。

バーコードを撮るだけ。むちゃくちゃ便利!(by 白戸拓也さん)

My Fitness Pal 白戸拓也さん デジタルデバイス活用術

市販のバーコード付きの食品の場合、そこをスキャンすればカロリー、炭水化物、脂肪、タンパク質等のデータが一発表示。食事管理が楽ちん。

③ タニタ health planet

長期間&各種データをグラフで可視化

体重や体脂肪率など多くのデータをグラフ管理できるサイト。アプリ版はタニタの通信対応機器を利用すれば計測データが自動で反映される。「筋肉量は増えているから今は体重が減らなくても大丈夫、といった具合に、広い視野で自分のカラダを見て最善策を見つけられます。ダイエット中も精神的に楽です」(安井さん)。

AppStoreGooglePlay(ともに無料)

長年取ったデータをすべてグラフで表示!(by 安井友梨さん)

安井友梨さん タニタ health planet デジタルデバイス活用術

体重や歩数などのデータが1週間~1年単位でグラフ表示でき、変化が一目瞭然。目標設定も簡単なのでダイエット計画も立てやすくなる。

自分のカラダの現状を「見える化」できます(by 安井友梨さん)

安井友梨さん タニタ health planet デジタルデバイス活用術

体重や体脂肪率はもちろん、基礎代謝量や筋肉量、内臓脂肪レベルなどの数値をわかりやすく表示。カラダの隅々まで客観的に把握できる。

愛用の体組成計と連携できて便利!(by ジュニア・オリヴェイラさん)

ジュニア・オリヴェイラさん タニタ health planet デジタルデバイス活用術

タニタの活動量計や体組成計、血圧計のうち通信対応のものと連携すると、各種計測データがアプリに反映。PCやスマホで簡単に管理できる。

④ HEALBE GoBe3

つけているだけで摂取カロリーがわかる

独自のFLOWテクノロジーにより、面倒なカロリー計算をすることなく摂取カロリーを自動で算出できる先進的なスマートバンド。さらには水分バランスやストレスレベルを把握できたり、睡眠の深さやリズムを計測することで、爽やかな目覚めを促すアラーム機能も内蔵。

AppleStoreGooglePlay

HEALBE GoBe3

齊藤邦秀さん HEALBE GoBe3 デジタルデバイス活用術

生体インピーダンスセンサー、光学式脈拍センサー、ガルバニック皮膚反応センサー、9軸センサー(加速度・ジャイロ・コンパス)を搭載。希望小売価格29,700円。問い合わせ先:Healbe Japan WEBサイト

PFCバランスも把握できます!(by 齊藤邦秀さん)

齊藤邦秀さん HEALBE GoBe3 デジタルデバイス活用術

摂取カロリーと消費カロリーから体内のエネルギーバランスを把握。常にバランスがわかることで、代謝や集中力、身体能力などが低下しないよう意識できる。

水分補給のタイミングも通知(by 齊藤邦秀さん)

齊藤邦秀さん HEALBE GoBe3 デジタルデバイス活用術

水分の摂取量、消費量を24時間トラッキングできるのも大きな特徴。暑い時期以外はつい忘れがちな水分補給のタイミングなども把握できる。

⑤ 健康管理アプリ カロミル

とりあえず撮っておけばOK。優れた解析機能

毎日の食事を簡単に記録できるアプリ。そのつどアプリを起動しなくても、写真を撮れば後で起動したときにカメラロールから自動でまとめてAI解析&記録できる。また体組成計や体重計を使った際に画面を撮影すれば体重などのデータも自動で記録されるから驚きだ。さらには食事写真を解析し、栄養素も自動で算出

AppStoreGooglePlay(ともに無料)

栄養指導ツールとしても使えます(by 編集部)

健康管理アプリ カロミル デジタルデバイス活用術

食事指導を行うジムなどに導入されている「カロミルアドバイス」と連携し、アプリ上で指導を受けることも可能に。

画像解析精度が高くて重宝しています!(by 岡田隆さん)

岡田隆さん 健康管理アプリ カロミル デジタルデバイス活用術

食事写真やパッケージを撮影するとAIが自動解析。食べたものを簡単に記録でき、さらには18種類の栄養素まで計算してくれるスグレモノ。

取材・文/黒田創 イラストレーション/Clementa Metzler

初出『Tarzan』No.841・2022年9月8日発売

Share

関連記事:

Share