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心臓のしくみと働き:深めろ筋トレ知識!! ストレングス学園 vol.19

ストレングス学園

カラダ作りに関する知識を深める「ストレングス学園」。第19回は、生命維持に欠くことのできない心臓のしくみについて。

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問1. 血液が全身→肺と循環する際の経路を順に並べよ

ストレングス学園

心臓は「右心房」「右心室」「左心房」「左心室」と4つの部屋に分かれている。カラダの右側にあたる「右心房」と「右心室」は、全身を巡って二酸化炭素や老廃物を回収した血液を肺へ送り出すための部屋。「左心房」「左心室」は肺から戻ってきたキレイな血液を全身に送り出すための部屋だ。

血液循環回路はこのように、4つの部屋を使った2回路が存在する。全身に酸素などを供給する「体循環」と、酸素を肺で補給する「肺循環」だ。

体循環とは左心室→動脈→細動脈→毛細血管→細静脈→静脈→右心房までの回路であり、肺循環とは右心室→肺動脈→肺→肺静脈→左心房までの回路。

酸素化された血液が大動脈に入って体循環が始まることを踏まえると、質問の解答は左心室→(B)→右心房(C)→右心室(D)→左心房(A)の順となる

なお4つの部屋の出口には「弁」がついており、血液の逆流を防いでいる。

問2. 心臓が1回の収縮で送り出す血液の量は次のうちどれ?

  1. 約70mL
  2. 約100mL
  3. 約150mL

心臓の役割は、1分間に約60〜80回拍動を繰り返し、そのポンプ作用によってカラダの隅々まで血液を巡らせること

心臓から送り出された血液は酸素や栄養素を全身の細胞へ運び、さらに各臓器から排出された二酸化炭素や老廃物を再び心臓に戻す役割を持つ。汚れた血液はそこから肺や肝臓に運ばれ、処理されるというのが主な流れだ。

心臓が1回の拍動で大動脈へ拍出する血液の量(一回拍出量)は、個々の体格によっても変化するが、約70〜80mLといわれている。安静時における1分間の心拍数が60〜80回だとすると、1分間に約5Lの血液が絶えず送り続けられることになる。5Lは全身の血液量に相当する量。

つまり、心臓を出た血液は1分間で全身を巡って心臓に戻ってくるのである。ちなみにハードな運動をしたときは心拍数が上がり、1分間に心臓から送り出される血液の量は最大で35L(安静時の約7倍)にもなるといわれている。

問3. 厚い壁を持ち、平滑筋に富んだ弾力性のある血管はどれ?

  1. 動脈
  2. 静脈
  3. 毛細血管

血管とは、全身に酸素や栄養素を運ぶ血液の通り道。「動脈」「静脈」「毛細血管」と3種類ある血管の役割をそれぞれ解説していこう。

まず問いにある“厚い壁を持つ血管”とは、キレイになった血液を心臓から全身へ送り出す「動脈」のことを指す。内膜、中膜、外膜の3層からなり、心臓から出るもっとも太い血管を大動脈と呼ぶ。

一方、汚れた血液を心臓へ送り返す血管が「静脈」。常に拍動する動脈と違い伸縮する必要がないため、壁は薄く、弾力性が乏しいのが特徴である。

これら動脈と静脈を繫ぎ、カラダの隅々まで網目状に広がっている「毛細血管」は、呼吸ガス、栄養素、酵素、ホルモン、老廃物などを透過・拡散させる管のこと。直径は5〜15㎛と赤血球が1列に並んでようやく通れる太さしかなく、壁は非常に薄い。

全身の血管の総長が約10万kmといわれているなかで、毛細血管はその約9割以上を占めている。

取材・文/黒澤祐美 イラストレーション/モリタクマ 監修/齊藤邦秀(ウェルネススポーツ代表)

初出『Tarzan』No.826・2022年1月27日発売

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