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リラックスできない夜は「3分歯磨き」| 夜の自律神経メンテ術⑤

自律神経の働きを支える良質な睡眠、その鍵を握るのは「交感神経→副交感神経」の切り替えだ。幸い、交感神経から副交感神経優位な状態へと移行する方法は多々ある。【夜の自律神経メンテ術】は仕事後〜就寝の間にできるメソッドを紹介。今回は「3分間歯磨き」。

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強制的に唾液をだして、中枢にアプローチ

眠る前にリラックスモードになれないというときは、3分間歯磨きを。目的は口腔衛生を保つということではなく、唾液の量を増やすこと

「交感神経が優位になっている状態では唾液はネバネバしていて量も少なく、口の中はカラカラです。逆に副交感神経が優位なときは唾液の量が多く質もサラサラ。

歯磨きをすることで強制的に唾液を出し、末端の現象から中枢にアプローチすることが目的です」と、作業療法士の菅原洋平さん。

3分間歯磨きを実践すると…
3分間歯磨きをする

3分間しっかり歯磨きをすると十分な唾液の分泌が見られるはず。唾液の状態をまずリラックスモードにして末梢から脳に働きかけてみよう。

唾液腺は交感神経と副交感神経、どちらの働きでも分泌されるが、交感神経が優位なときは、ムチンという粘度のあるタンパク質の濃度が高い唾液となる。

ムチンは粘膜を保護したり菌やウイルスを集めて体外に排出するなどカラダをガードする物質。つまり闘いモードの唾液。これに対して、副交感神経がしっかり働くと唾液の量が増してムチンの濃度は低下し、サラサラになるという仕組み。

3分間歯を磨いたら、せっかく出した唾液を溜めたままにし、最後に少量の水で1回口をゆすいでフィニッシュのこと。

取材・文/石飛カノ 撮影/山城健朗 ヘア&メイク/天野誠吾 スタイリスト/高島聖子 取材協力/菅原洋平(作業療法士)

初出『Tarzan』No.821・2021年10月7日発売

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