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関節の構造と役割:深めろ筋トレ知識!! ストレングス学園 vol. 14

ストレングス学園

カラダ作りに関する知識を深める「ストレングス学園」。第14回は「歩く」「しゃがむ」「モノを掴む」といった人間の動作に関与する関節について。

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問1. 骨と骨をつなぐ役割を持つのは?

  1. 軟骨
  2. 靱帯

骨と骨の接続部である関節は、人間の滑らかな動作を生み出す部位。筋肉は伸縮運動しかできないのに対し、関節は骨格をさまざまな方向に動かすことができる。

そして、バラバラの骨と骨をつなぎ関節を形成しているのが、コラーゲンを主成分とする組織「靱帯(じんたい)」だ。つまり問いの正解は2

弾力性のある靱帯のお陰で関節は安定し、本来曲がるべきではない方向への動きを制限できる。ちなみに軟骨は骨同士の摩擦やダメージを防ぐクッション材としての役割。は、筋と骨をつなぎとめる役割を持つ。

問2. 関節をスムーズに動かす「滑液」が作られる部分はどれ?

  1. 軟骨
  2. 関節包
  3. 滑膜

人間のカラダに200〜300あるといわれている関節のなかでも、膝関節は下半身の動作に深く関わる重要な部位。スムーズな膝の曲げ伸ばし動作を生み出すほか、立つ、座る、歩くといった日常の反復動作で起こる摩擦衝撃のダメージを抑える機能も備わっている。膝関節の構造は次の通り。

膝関節内の骨と骨が当たる部分には、クッション材となる柔らかな「軟骨」があり、そのまわりを袋状の「関節包」が包み込んでいる。

関節包の内側を覆う「滑膜」では、潤滑油のような滑液が作り出され、関節の滑りをよくしている。というわけで答えは3の滑膜。ちなみに「膝に水が溜まる」とは、関節包の炎症によって滑液が過剰に増えてしまった状態のことを指す。

ストレングス学園

帯状の線維の束である靱帯が骨同士を結びつけている場所を関節という。骨の間に見られる関節腔の中には、関節の動きを滑らかにする滑液が分泌されている。

問3. 関節のイラストについて、それぞれ正しい名前は?

ストレングス学園

関節は、可動性がほとんどない「不動関節」と、大きく動く「可動関節」に分けられる。不動関節は骨盤に位置する仙腸関節頭蓋骨など。

一方可動関節は、以下の6種類に分類される。答えと照らし合わせながら、それぞれの特徴を見ていこう。

A=球関節:球状の骨頭が、対となる骨の凹部にはまっている関節。肩関節のように、上下・左右・回旋と、すべての基本面での動きが可能。股関節は球関節と同じ仲間の臼状関節。

B=顆状関節(楕円関節):関節頭が楕円形で、次の関節窩が楕円に対応したくぼみになっている。指の付け根の関節や、第2関節などがこれにあたる。

C=鞍関節:手の親指の付け根だけに見られる関節。回旋は不可。

D=蝶番関節:運動軸が1つの基本面での動きのみ。ただし大きな可動域を持っている。肘関節、足関節、膝関節など。

E=車軸関節:長軸を中心とした回旋が可能。首の回旋などに関与している。

F=滑走関節:骨の平面同士が組み合わさった関節。単純でわずかな動きだけが可能。手根間関節、肩鎖関節など。

取材・文/黒澤祐美 イラストレーション/モリタクマ 監修/齊藤邦秀(ウェルネススポーツ代表)

初出『Tarzan』No.821・2021年10月21日発売

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