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「イタリアに渡り、体重増を決意した」バレーボール・石川祐希選手の食事ルーティン

石川祐希(いしかわ・ゆうき)/1995年生まれ。東京五輪で主将を務めた男子バレー日本代表のエース。愛知・星城高時代に2年連続3冠を達成し、大学在学中からイタリアでプレー。パワーバレー・ミラノに所属。昨シーズンはチームトップとなる470得点を挙げた。

大事な場面で最大限のパフォーマンスが求められるアスリートにとっては、きちんと食事をすることも練習のうち。世界トップリーグで戦い続ける石川祐希が日々の食生活で実践していること。(雑誌『ターザン』No.819〈2021年9月22日発売号〉より全文掲載)

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イタリアで体重増を決心した

石川祐希、25歳。イタリア1部リーグで活躍し、東京五輪では日本代表の主将に。惜しくも準々決勝で敗れたものの、29年ぶりの五輪勝利を果たしたチームを牽引した。

身長191cm、体重88kg。堂々たる体躯は世界のトップでプレーするなかで意識的に作り上げたものだ。

「イタリアに渡り、自分のカラダの細さとパワー不足を痛感して増量を決めました。学生の頃は83kgぐらいでケガも多かったのですが、いまはだいたい88kg。故障は減りましたし、体重が軽い頃よりむしろ動きは良くなっています」(石川選手)

異国で暮らすうえで気になるのが食事。アスリートであれば尚更だ。

「イタリア料理は口に合うし、ランチをチームの契約レストランで摂る以外は基本自炊しているためすぐ順応できました。とはいえ日本のように目当ての食材が簡単に買えるわけではないので、サポートしてくれている栄養士さんとプロ1年目に街のスーパーを回り、ヨーグルトはこれ、シリアルはこれ、と摂るべきものをリストアップ

野菜はスープにして多くの種類を食べるようにしたり、プロテインやバナナなど、補食でエネルギーとタンパク質を摂るよう意識しつつほぼ毎日似たルーティンで食べています。向こうにはイタリア産コシヒカリっていうのがあって、すごく重宝していますよ(笑)」(石川選手)

体重増を支える食のルーティン

主食は白米、パスタともに食べるが、白米は1食500g、パスタは茹でる前の状態で300g食べるのがマイルール。エネルギーの消耗が激しい競技の特性上、これくらいは摂らないと第一線で戦えない。

家では米を一度に3合炊き、1日4000キロカロリー摂取がデフォルト。ちなみに、お酒は基本的に飲まない。

石川祐希選手の食事例
バレーボール・石川祐希選手

目玉焼きにシリアル、フルーツ各種、プロテインが定番。これに白米が加わることも。

バレーボール・石川祐希選手

練習日のランチはチームの契約レストランで摂る。数種類から選べるパスタと、サラダとメインの肉料理。ヨーグルトでタンパク質もしっかり補給。

バレーボール・石川祐希選手

ステーキと野菜スープ、大盛り500gの白米、フルーツ。スープはコンソメ仕立ての自作だ。「練習後は胃腸が疲れているので薄味がちょうどいいんです。これなら野菜の種類も量もたっぷり摂れますし、作り置きしておけば忙しいときでもちゃんと栄養が補えます」(石川選手)。

バレーボール・石川祐希選手

試合で帰宅が遅くなった日は少量のパスタと主菜、フルーツにヨーグルトで軽めの夜食を摂ることも。毎日の食事写真は日本にいる栄養士に定期的に送り、チェックを受けている。

「昔から体重が落ちやすい方なので、特に試合が続く時期はいかにキープできるかが大きなテーマなんです。

下半身を中心にトレーニングして、思うようにエネルギーが摂れて体重が一定すれば、ジャンプにしてもレシーブにしても、高いパフォーマンスが持続する。それを近年明確に実感するようになったし、僕が安定したプレーができることはチームの勝利につながりますから」(石川選手)

「五輪は88kgで挑みましたが、2022年にかけて少しずつ90kgまで増やしていこうと。最終的にはもっとパワフルなプレーができるよう、95kgくらいまで増やしてもいいかな?とも考えています」

食べることも練習のうち。それを体現する石川選手のカラダ作りは、これから新しいフェーズに入る。

取材・文/黒田創 撮影/小川朋央 ヘア&メイク/大谷亮治 写真提供/グッドオンユー

初出『Tarzan』No.819・2021年9月22日発売

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